goo blog サービス終了のお知らせ 

桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

雲ノ平周遊②

2018-08-10 19:10:44 | 旅行記
翌8/2は一番の長丁場。4時半に小屋を出て、薄暗い中を薬師平を通って薬師峠に向かい、水場で朝食、朝焼けに染まる黒部五郎岳も見えました。

この日は前日と打って変わって雲一つ無い青空。意気揚々と北ノ俣岳への登りにかかり、快調に飛ばします。途中ハクサンイチゲの大群落があり、やや花盛りは過ぎていて、もう1週早く来られていれば良かったと思うと、ちょっと残念でした。

北ノ俣岳から赤木岳へ向かう稜線からの眺めは実に素晴らしく、今まで歩いた中でベストと言っても良いものでした(今までのベストは大雪山の五色ヶ原です)。右手に遠く白山、前方に手前から黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山が、似たような姿と大きさで順番に並んでいます。歩く人もほとんどおらず、人工物も目に入らず、北アルプスの奥地であることを実感させます。

道は次第に黒部五郎岳に近づき、斜面に付けられたジグザグの登山道が目に入ります。あれを登るのかと思うといささかうんざりしますが、念願の山に登頂できるかと思うと、さほど苦にもなりません。30分ほどで黒部五郎の肩に到着、カールの底を見下ろすと、遠くに槍ヶ岳と鷲羽岳が見えます。荷物を置いて山頂へ向かいます。

山頂では予想通り、雲一つない空の下で素晴らしい光景が広がっています。北に薬師岳と遠くに立山、赤牛岳、水晶岳、東に鷲羽岳、南東に槍ヶ岳と穂高岳、南に笠ヶ岳が聳えています。ここで前日薬師岳山頂で一緒だった学生、薬師岳山荘で一緒だったIさんと再会し、大写真撮影会となりました。

山頂からの眺めを堪能した後で山頂を後にし、カールに下っていきます。カールから見上げる山肌はすごい威圧感があります。カールの中にはかつて雪(氷河)によって削り取られて運ばれた大小の岩がゴロゴロと転がっています。水場では雪渓から流れてくる冷たい水で顔と腕を洗いました。

黒部五郎小舎まで一気に下り、昼食タイムに。山頂で一緒になった皆さんとここでも一緒になり、皆でカレー(これがなかなか美味しかった)をいただきました。

この後の三俣山荘までの登りはこれまたとてもきつかった。この日は今回の行程で最も長丁場であるため、最後はかなりへばりました。幸い雲が出てきたので、暑さに悩まされることはなく済み、三俣蓮華岳には登頂せずに巻道を通り、何とか三俣山荘にたどり着きました。

三俣山荘では布団2枚に3人とのことでしたが、何と私の次に受付をしたのは、前日からずっと一緒だったIさん、私の前に受付をした若い男性は、その翌日の雲ノ平山荘でもご一緒するという偶然が重なりました。夕方にはすっかり雲も晴れ、眼前に鷲羽岳と槍ヶ岳が鋭く聳えているのが見えました。三俣山荘の夕食は有名なジビエシチュー。とても味わい深かったです。寝酒に珍しくグラスワインなどいただきました。(歩行距離17.42㎞、歩行時間10時間10分)


朝焼けの黒部五郎岳

北ノ俣岳から南方を望む。左から槍ヶ岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山。

左から鷲羽岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳、黒部五郎岳。

御嶽山

乗鞍岳

薬師岳と後ろに剱岳

笠ヶ岳

剱岳と立山

薬師岳、立山、遠くに白馬三山、赤牛岳、水晶岳(黒岳)

黒部五郎岳への登り

黒部五郎岳のカール

コバイケイソウ群落の向こうに鷲羽岳

黒部五郎岳のカールを見上げる。

黒部五郎岳のカール全景

三俣山荘からの鷲羽岳

三俣山荘からの槍ヶ岳

雲ノ平周遊①

2018-08-09 17:30:46 | 旅行記
日本百名山に数えられる山のうち、北アルプスにある未踏の4つの山にまとめて登ってきました。北海道友達のSさんが5年前にたどったのと同じルートを採りましたが、折立から富山方面への最終バスが13時なので、日程にゆとりを持たせるために、車で折立まで向かいました。

7/31の夜は亀谷温泉の国民宿舎に泊まり、8/1朝、有峰林道のゲートオープンに合わせて折立まで行き、登り始めました。暑さときつい斜度の道に悩まされつつ、約3時間で太郎平に到着。進路を北にとってこの日の目的地の薬師岳へ向かいました。

薬師岳山荘で宿泊手続きをし、荷物を置いて山頂へ向かいました。砂礫の道は実に歩きにくく難儀しながらも登頂しました。山頂では小1時間ほど滞在する間にガスも晴れ、山頂で一緒になった人達と話をしてのんびり過ごしました。薬師岳山荘はきれいな上に宿泊者も少なく、同じ部屋になった人達といろいろと話をしてのんびり過ごせました。

この日は日中は雲が多く広がり、穂高岳方面では夕立があった模様ですが、薬師岳では夕方には雲も晴れ、美しい夕焼けが見られました。当日は富山市内で花火大会があり、はるか眼下に小さくはじける花火を見ることもできました。(歩行距離11.4㎞、歩行時間7時間50分)


太郎平からの薬師岳

薬師岳山荘と薬師岳山頂

山頂からの金作谷カール

シナノキンバイ

薬師岳山荘からの夕日

薬師岳山荘からの夕日

酷暑の至仏山

2018-07-15 20:44:46 | 旅行記
至仏山に登るのはもうこれで7,8回目かと思います。
今回は大学時代の友達を連れて登りました。
とにかく暑くて暑くて大変でした。
また、山開き以降最初の好天の休日ということで、大変な混雑でした。
山頂はそれこそ足の踏み場もないほどでした。
小至仏山のお花畑がちょうど見頃でした。














礼文島の花・その2

2018-07-03 20:14:21 | 旅行記
礼文島で見た花の群落の写真をUPします。












































礼文島の花・その1

2018-07-02 22:50:17 | 旅行記
久しぶりに礼文島に花を見に行ってきました。
天気は今ひとつでしたが、花は見頃で、特に今年はいろいろな花が一度に見頃を迎えていて、あちこちで見事なお花畑を見ることができました。


























尾瀬の水芭蕉

2018-05-20 20:57:49 | 旅行記
今年も尾瀬に水芭蕉を見に行ってきました。一昨年はGWの霜で全滅、昨年は一転どか雪の影響が残り、まだ一面雪原で見ることができず、今年久しぶりにきれいな水芭蕉を見ることができました。

昨夜は尾瀬でも雪が降ったそうで、あちこちにうっすらと雪が残っていました。軽装で来たのを後悔しました。

天気予報では昼頃から晴れるとのことだったので、今回はいつもと周り方を逆にし、牛首から先に東電小屋を周り、見晴で昼食を済ませてから竜宮手前の水芭蕉群生地を見ることにしました。これが正解。山ノ鼻に到着したときは、至仏山も燧ヶ岳も雲に隠れていたのが、牛首分岐を過ぎた辺りからみるみる空が晴れてきて、東電小屋辺りに来たときにはきれいな青空になりました。

遅咲きの桜越しに見る至仏山、燧ヶ岳は印象的でした。水芭蕉も霜に当たっておらずきれいでした。リュウキンカも咲き始めで黄色が鮮やかでした。他にもいろいろな山の花を見ることができました。

毎度のことながら気になったのはギョウジャニンニク。ちょうど食べ頃の美味しそうなものが、あちこちで大群落を作っており、竜宮小屋裏の林の中ではギョウジャニンニク特有のにおいが漂っていたほどでした。かの深田久弥は竜宮小屋に泊まったとき、ラーメンを煮る鍋に、小屋の周りに生えていたギョウジャニンニクをひとつかみ摘んできて、鍋に放り込んで煮て食べたそうですが、現在では特別天然記念物の尾瀬ヶ原からは、枯れ枝一本持ち出せません。ちょっとだけ残念でした。

これで尾瀬は20回目くらいだと思います。いつも天気予報を見てから来ているので当然のことだと思うのですが、私は尾瀬で天気に恵まれなかったことがありません。昨年5月も小雨はぱらついていましたが、不思議なことに至仏山も燧ヶ岳もきれいに見ることができました。

一方で、水芭蕉の見頃の時期の日曜日なのに、観光客が少ないのに驚きました。老若男女等しく目にしましたが、人数は明らかに減っています。ひょっとしたら福島の風評被害の影響がいまだに継続しているのかと、ちょっと残念に思いました。

実は今日は本当は満開のシャクナゲを見に、長野の御座山に行きたかったのですが、ヤマレコで調べたところ、今年は花の外れ年だそうなので、これは来年以降の宿題にしたいと思います。








































天下茶屋と三ツ峠山

2018-05-17 21:13:00 | 旅行記
今日は休みなので山梨へ。天下茶屋への再訪です。
前回来たときは曇っていて富士山は見えませんでしたが、今日は空は曇っていてもきれいに見えました。
今回は甲府側から来たので、太宰治「富岳百景」で、赤い外套を着た娘さんたちが、天下茶屋横のトンネルを出たときに、目の前にいきなり富士山が現れて感動のあまり固まってしまったときの思いを追体験できました。
今日もほうとうをいただきました。ほうとうにも入っていた手作り味噌を買ってくればよかったと後悔。
帰ろうとしたのですが、天気が持ちそうなので、予定を急遽変更して三ツ峠山へ。山頂までは林道をひたすら登るのですが、意外と大変でした。太宰治が登頂したときは霧で何も見えなかったということですが、空は高曇りだったものの、富士山はきれいに見えました。ムラサキヤシオが見頃でした。
私は井伏鱒二氏と違って「いかにもつまらなそうで」はなかったと思うので、放屁はせずに下山しました。















ニリンソウの谷再訪

2018-05-05 21:09:20 | 旅行記
先週行ってきた軽井沢のニリンソウの谷を再訪しました。一週間経って、思った通り谷一面がニリンソウとヤマブキソウに埋め尽くされ、夢のようなお花畑が広がっていました。

しかし、マナーの悪い人がいると見え、地主さんが看板をいくつも立てていたのが残念でした。いつまでもこの景色を眺めることができることを祈るばかりです。

































鳴神山とカッコソウ

2018-05-05 21:01:33 | 旅行記
日本ではここだけにしかない鳴神山のカッコソウが咲いているとのことで見てきました。
サクラソウの一種ですが、葉の形が全然異なり、花もサクラソウより大きいです。残念ながら完全な自然のものは絶滅してしまい、現在では、愛好家の人が栽培したものを元々群生地だった場所に移植したものを見ることができます。今年は例年より花が少なく、また前日に雨が降って花が痛んでしまい、あまりきれいなものを見ることができませんでした。
ヒメイワカガミという白いイワカガミも見ました。普通のイワカガミはピンク色ですが、ヒメイワカガミは白い花が咲きます。鳴神山では群落を作っているのが珍しいそうです。
鳴神山は初めて登りました。標高は1,000メートルないので高をくくっていましたが、どっこいなかなか本格的な登山を強いられました。山頂からの眺めも素晴らしく、赤城山、武尊山、袈裟丸山、皇海山、男体山を眺めることができました。
















袈裟丸山のアカヤシオ

2018-04-29 20:21:01 | 旅行記
袈裟丸山は200名山に入る山で、前橋からも簡単に日帰り登山できる山ですが、今ひとつ魅力を感じず、登らずにいました。しかし、たまたまタイムライン検索をしたところ、アカヤシオが満開で見事だとの書き込みと写真を見つけたので、今日思いきって出かけてきました。

折場コースに大群落があると聞いて登ったのですが、大正解でした。ほとんどアカヤシオの林と言ってもいいほどで、その上まさに見頃、辺り一面濃いピンク色のアカヤシオで埋め尽くされているという感じでした。

途中すれ違った登山者から秘密のビューポイントを教えてもらい足を伸ばしたところ、こちらはアカヤシオの林どころでなくもはや”森”状態。ビューポイントでたまたまご一緒した皆さんと、しばらく言葉を失っていました。

そこでご一緒した方は、何と20年も袈裟丸山に通っているとのことでしたが、今年はここ数年では一番花の付きが良いとのことでした。しかし、このビューポイントも、昔に比べてアカヤシオの木そのものが枯れたりして少なくなっているとのことでした。

本来は前袈裟まで行くつもりでしたが、満開のアカヤシオを満喫し、お腹いっぱい状態となってしまいました。手前の小袈裟丸山で、かつて登った皇海山や日光白根山、男体山などを眺め、お昼を済ませて下山しました。