はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

駿河一国33ヶ所巡り2-1

2010-01-20 17:17:27 | 低山歩き
1月16日(土)駿河一国33ヶ所観音巡りの2日目

今回から実際歩いた行程を最初に紹介します。

島田駅-5.6k65分-2東光寺-12.1k120-4清林寺-3.9k40-5洞雲寺-2.1k20-6万願寺-3.5k55-西焼津駅

 歩行時間27.2k 歩行距離5時間

 2番の東光寺に行くには島田駅より隣の六合駅からのが距離は短いのだが、この駿河一国を始める前に決断した事がある。それは札所を点々と歩くのではなく、四国と同じように一本の線で結べたらと考えていた。そのためには前回終わった18番慶寿寺から島田駅の間から出発したかった。つまり2回目を六合駅で始めると島田と六合間が途絶えてしまい一本の線にならない。これでは全て歩いた事にはならないような気がするので、今日はわざわざ距離の遠い島田駅からの出発になった。

「羹に懲りて膾を吹く」の例えではないが、1回目がの朝の出だしが遅くて後悔したので今日は予定距離は短いが7時から歩くようにした。
島田の駅前も歩いている人がやけに少ない。不況の影響なのかと考えていたが今日が土曜日だという事を思い出した。道理で歩行者が少ない訳だ。
リタイヤ後、日にちや曜日感覚が薄れてしまい今日が何日で何曜日か分からない事が時々ある。認知症の判断では、曜日や日付を聞く事があるそうだが、私は引っ掛かってしまうだろ。
外にも私は若い頃から右と左を勘違いする事が多く、自分は左のつもりが右と言ってしまったりする事がある。今でも左右を判断するとき幼児のように箸を持つ手は右と右手を見てしまったりする。
このブログで右側とか左折とか書くときは必ず手を見て判断するようにしているが間違っていたら許してください。

 駅前からの道が国道1号にぶつかる。おっと標識は県道381になっている。この県道を次の信号まで歩き、そこを左折して市民病院の方に進む。道は?アレーこの交差点から先は1号線になっている。そして左折側の道も1号線だ。どうも静岡県の国道1号線の呼び名は紛らわしい。国1バイパスと国道1号線。それに県道に格下げになった国1、更に古い国道1号の旧国1、また昔の東海道とある。それらが別々だったり一緒になったりしているので地元の者でも説明がしづらくなる。島田市民の大部分は駅前通りがぶつかった道は国1と思っているだろう。

 2番東光寺には一昨日、慶寿寺の帰りに歩いた大津小学校の前の交差点を右折する予定だった。しかし歩いているうちに気が変わった。地図を見るとわざわざ小学校まで行かなくても右手の山の裾を辿って行けば近道になる事に気がついたのだ。そこで国1のバイパスを過ぎ、橋を渡った所で脇道を歩き出した。ようは山の裾を廻っていけば小学校からの道に出会うはずだ。しばらく歩くと案の定太い道に出会った。この道が小学校からの道だろうと判断して東に進む。
これから行く東光寺は、ここから一つ低い山を越した所にあるのだが、注意しなければならないのは太い道沿いに行くと、また島田の町に戻ってしまう恐れがある事だ。そこを注意すれば後は間違えそうな所は無い。
道が大きくカーブして正面にも農道が延びている交差点に出た。工場やお寺があるがまだ人の気配がしてない。農道の先に何やら小さな立札が立っているのに気づき近づいて見ると「大谷の池」と書かれていた。確かこれは地図に載っていたはずと地図で確認して農道を進む。池は小さな溜池で池の縁は薄氷が張っていた。

 道ががまたT字になった。正面に立札があり左の登り坂は「双子山 虚空蔵尊」と書いてある。だが東光寺の名前はない。ここで間違えたら百年目。と思う間もなく犬の鳴声が聞こえてきた。鳴声はと林を透かしてみれば、その先に民家が何軒か見える。これなら大丈夫、あの先にお寺はあるだろうと右の道を下っていった。程なく太い道に出会うと東光寺の看板があった。

 東光寺は昔、今川家の保護を受けた大寺で最盛期には25の塔頭(小寺)があり僧兵も居たらしい。それが甲斐の武田勢との戦いんの兵火にあい焼失したという。現在はそんな面影は無く田舎の古寺といった佇まいでしかない。

          
               東光寺

 東光寺でご朱印を受けて次は藤枝市内にある4番清林寺だ。道は来た道をバイパスの東光寺IC向かって戻る。ICを過ぎたら太い道から離れ東光寺川沿いの細い道に入る。川が山から離れだしたら今度は山裾の道を取った。
初めて歩く道だがこの先の南の方角には国1が走っいて、藤枝は東の方向になる。更に南東に延びている山は国1の間際まで迫っているところがある。なので山に沿っていけば自然国1にぶつかることになる。
今日は先日と違い頭が冴えているのか道に迷う事はない。と言うよりこの辺りの細かい道は知らないが、大体の地形が頭に入っているので迷いが少ないのだ。要はこう言うのを土地勘があると言うのだろう。

 想定どおり国1の交差点に出た。国道の先には旧東海道の松が見えている。ここからは旧東海道を歩くことにしよう。

          
               旧東海道の松

時折道脇に松が残っているだけで旧東海道の面影は無い。それでもいつか東海道を歩いてみたいと思っているが決断がつかない。その理由の一つに、この様な車道を、いやもっと通行量の多い道を延々と歩くと思うと迷ってしまうのが現状だ。

 旧東海道と別れ藤枝駅に向かう。10時到着
駅の中を通り抜け南口から4番清林寺へ向かう。工場の横を右折し少し行くと新幹線のガードの先にお寺の屋根が見えてきた。あれが4番清林寺だろう。

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