はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

北のピークと大崩3山

2015-01-19 12:20:20 | 低山歩き
                                                    2015-1-18(日)
歩行時間:6時間55分   休憩時間:1時間40分   延時間:8時間35分
出発時間:7時45分    到着時間:16時20分
歩  数:  24、314歩(推定18km)   GPS距離:14.5km
行程表
 本郷バス停 0:15> 立石神社 1:05> 北のピーク 0:45> 富士見峠 0:15> 高草山 0:35> 鞍掛峠
 0:30> 満観峰 0:40> 日本坂峠  0:30> 花沢山 0:55> 道標  0:55> カンポ下  0:30> 焼津駅 

                           北のピークと大崩3山観歩記
 北のピークはこの時期に登るのが一番適している。特に立石神社の最後の農道から北のピークまでの間は、時期を外すと
雑草、茶、笹が生茂り道の判別が難しくなる。おまけにセンダンや蜘蛛の巣までが服や顔にひっつき嫌な思いをしなければ
ならない。それが今の時期だと雑草が枯れて道の判断は付けやすく蜘蛛の巣も張っていない。更に良いのは空気が澄んで
景色がハッキリする事だ。特に富士山はこの時期が一番の眺めだと思う。
そこで飲んで食っての旅行の贅肉を削ぎ落そうと、焼津側から見える大崩山塊の尾根をグルリと歩く事にした。

       
               本郷から見た北のピーク                      立石神社
             立石神社の地図
 いつもなら焼津駅から歩いて登山道に向かうのだが、今日は寒波が来ていて一番の冷え込みだと聞くと朝比奈川の堤防の
上を歩く気がしなくなった。そこで焼津駅から立石神社の入口にある本郷までバスに乗って行く事にした。これも歳のせいか?

  
       登山道を塞ぐ竹                 笹の間の道                 茶の間の道
 立石神社の奥から入る沢状の登山道は、枯葉が積り柔らかな感触がして歩きやすい。所々斜面が急になった所は右や左に
避けて行くが、目印が付いているので迷う事はない。途中農道に3回で合うが、ここまではどうと云う事も無く登れるだろう。
問題は3本目の農道を横断してコンクリの斜面を登り林の中に入ってからだ。最初この林の中に来た時はグジュグジュした土と
目印の少なさに往生したが、今は目印の量も増え、立止って探せば必ず目に入ってくるから困る事はない。柔らかい土も雨の後
ならともかく、急な斜面だが滑る事がないので登りやすく感じるようになった。
 石垣の横を抜け林を出ると放置茶畑が現れる。いつもなら苦労の本番はここから始まるのだが、何と何と今年は茶の木や笹が
刈り取られていて、何の苦労もなく歩く事ができた。これは多分岡部の澤口さんが整備してくれたのだろう。感謝!感謝!です。

 
            北のピークから                           北のピークから南アルプス
 初めて北のピークに来た時は素晴しい景色に感激して興奮したが、いつの間にか当たり前になり興奮度は下がってしまった。
でもどうですか中々の富士山でしょう? 富士山の右奥は愛鷹山。左下は高山。その更に左は竜爪山のようです。
昨年末に登った安倍城址やダイダラボッチを探したが判断付かなかった。

 
             北のピークの物見石                         北のピーク
 北のピークの一番高い所は放置された茶の木で登れないので、手前にある石の上に登って景色を見る事にしている。
ここの茶畑もいつまで栽培してくれるのやら、最初に来た時に比べ放置された茶畑が増えてきている。茶畑が放置されると、
先ず茶園の周りに雑草が生え道を隠してしまう。次に茶の枝が延びて道を塞いでしまう。それでもここまでは雑草や道の周囲の
茶の枝を切取れば済むが、一番困るのは茶の木が成長して背丈ほどになり視界を閉ざしてしまう事だ。そうなると道の周囲だけ
切取っても景色を眺める事ができなくなる。今登ってきた茶畑の中の道も、以前は景色が見えていたが今は何も見えない。
ここは一番、藤枝市で北のピークの最頂部に展望台でも作ってくれれば・・・・・・・・・・・・・


                               北のピークから志太平野
 上の写真は北のピークから少し南側から写した写真だが、北のピークの最頂部からもこの様な景色を見る事ができる筈だ。
若しそこに展望台(台でなくても空間があれば)があれば、東に富士山、北に南アルプス、西に志太平野。そして南には
高草山が眺められる藤枝市随一の展望台になると思うのだが・・・・・・・・・・・・・・

 
                  池の平                               富士見峠から
                池の平の地図
 北のピークから池の平の間は一般的なコースではないが、普通の尾根道でどうと云う事はない。そのため北のピークから
立石神社に下らずに池の平から往復する人もいるようだが、池の平の降口にある公的標識に北のピークが書かれていなので
歩く人はまれな状態で、私も人に会ったのは昨年 「安倍山系」 の著者・松理さんに会っただけです。

 富士見峠からは満観峰の上に富士山が見えています。しかしそのためが富士山の下部が見えないので眺めとして今一です。

 
                高草山から                                 鞍掛峠 
 高草山からは標高が高くなったせいで近くの山が下に見え、富士山の下には静岡の市街も一部見えるようになります。
でも見える範囲はこれだけで左右の広がりが無いのがつまらない。
 高草直下の満観峰の分岐に入ると後ろからチリンチリンと鈴の音が聞こえてきた。後ろを振り返ると自転車に乗った人が
下ってきた。何だよ― こんな山の道を自転車で・・・・、避けてやり過ごしたが、階段では人は降りて階段、自転車は階段横の
斜面をブレ-キをかけて引きずっている。邪魔は邪魔だし道が荒れないか心配になる。隣には農道があるのだからそちらを
走ればいいのに。少々イラついた。
この自転車は鞍掛峠から花沢への山道を下って行ったので別れたが、次に満観峰の先で別の自転車に遭遇。なんだかこんな
のが流行り出したのか。山道を走るトレランならまだ我慢もするが、自転車は嬉しくないな。

 鞍掛峠からは次々と下ってくる人たちと擦違うなかで
「山頂は人込みで凄いですよ」 と声を掛けてきた女性がいた。歳の頃はウーン分からない。しかし中高年の高年の方だ。
私も 「今年の初日の出でも100人位の人がいましたよ」 と返し少し話をした。その話の中で
「最近猪にあう事が多いけど、猪が増えたのかしら?」 それを聞き俄然興味を覚えた私は、何処であったか聞くと
「鞍掛峠から高草の登山道と簡保の尾根で夕方あった。」 と言う。鈴や笛を持っていないので離れた場所で声を出すと
猪は藪の中に入って行くそうだ。それにしても怖かっただろうな。このか弱そうな女性が一人でしかも山の中で猪と対面したとは。
私は熊は嫌だが猪や鹿やカモシカは会いたいと思っている。だがこの大崩山塊では一度もあった事がないので、本当に猪や鹿が
増えているのか疑わしいと思っていた。しかしどうやらその認識は間違っていたようだ。きっとどこかで遭遇するだろう。

 
                 満観峰山頂                               満観峰より

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2 コメント

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Unknown (あや)
2015-01-19 20:06:52
中高年中年ですが(笑)
高草山には猪がわんさかいると思われます。
私は山頂付近でも見ました。
鞍掛峠からの道と合流してすぐの富士山がよく見えるベンチ、あの辺でいきなり飛び出して来て目の前を横切って行きました。
林そう院の付近でも去っていく後姿を見ました。
遭遇したいのなら狙い目は(笑)、夕方ですね。天気の悪い日の午後も確率が高いです。
もっと確率が高いのは夕方のびく石。でも、あっちの猪はちょっと怖いです。
んー、猪の違いはわかりませんが、高草山のは身の危険を感じたことはありませんが、びく石のは・・・。
ちなみに竜爪の則沢コースで4頭の子供を連れた猪を見ましたよ。
私は熊はもちろんのこと、猪にも会いたくないですねー。カモシカはOKです。
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Unknown (はぐれ)
2015-01-20 09:22:12
そうですね、あやさんは中高年の中年でした。
先日会った方は高年の部類でしたが、若しやあやさんではと思ってしまいました。失礼しました。
高草山に猪がそんなにいるとは驚きです。まだ一度も遭遇していないのは歩きが足りないという事ですね。
近々ビク石に行こうと思っていましたので楽しみです。

あやさんの参考記録をヤマレコに移行するとありましたが
ヤマレコであやさんの記録を検索するにはどうすればよいのでしょうか。
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