はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

仲間ウォーク:大札山

2016-05-02 16:13:25 | ウォーキング
                       仲間ウォーク大札山のアカヤシオ

 
           アカヤシオではなくミツバツツジ                         アカヤシオ

 案内の標高の1374mを見てビビったのか、今回の参加者は私も入れて3人だけ。
予定では8時半頃、肩登山口を出て大札山まで30分。その後はハナヤシオを眺めながら北尾根を歩いて農道までが1時間。
車を置いた肩の登山口までが30分で歩行時間の合計は約2時間。休憩を入れても11時にはゴール地点に着いてしまう。
こんな時間だと出発を遅くしろとか、昼飯はいらないなどの文句が出そうなので、案内には 「駐車場が混雑するため」 とか
 「ゴール予定12時半ころ」 としておいた。


例年だと登山道が山頂と北尾根への分岐辺りから、アカヤシオが見えてくるのだが残念ながら見えていない。
目につく花は紫色のツツジばかり。葉を見ると3枚だったのでミツバツツジだろう。
仕方ないと直接山頂に向かうルートを取った。

 

 山頂から昨年歩いた南尾根方面を見るが、霞がかかっていて遠くはハッキリしない。冷たい風が強くシャツにチョキだけでだと
寒くなってくる。だがたかだか2時間程度の歩きとバカにして、ジャンパーを持って来なかったことを早速後悔。

 大札山の二等三角点の向きは南を向いていて標石も新しいように見える。しかもそこに彫られた文字は、正面に 「二等 三角点」
左側面に 「国地院」 とある。
多くの標石には “二等 三角点” の文字しかなく “国地院” とあるのは珍しい。更に一般的には “二等” の文字も、右から書かれて
いるのに対し、ここは左から書かれている。
多分新しい標石だろうと、最近覚えた地理院の 「点の記」 を調べてみた。すると 「設置平成22年」 となっていた。

 
                                    アカヤシオ(赤八汐)

 仲間の一人が 「ヤシオの意味を調べたら、染物の時、何度も染めて色を濃く鮮やかにするってあった」 と言った。
色が濃い?? アカヤシオって上品な桃色が魅力なのにな~
案の定、仲間は 「これはこれでいいけど 思っていたのとは違った」 と言った。

 彼の言った “染の回数” に疑問を持ち調べたが間違いなかった。
 「 “しお” とは、染物を染料入れる回数の事で、 “ひとしお” は1回浸すことを意味する。
また、2回浸すことは “ふたしお” 、何回も色濃く染めることは “やしお” と云った。」
とある。
でも “ひとしお” には “とっても” とか “一層” などの意味があるが、これも強調語だ。
するとアカヤシオは “とっても赤い” 花なのか? 日本語は分からない。

 今年のアカヤシオは来た時期が遅く落花した木が多く、咲いていても色が褪せていた。
一昨年は5月2日に来てアカヤシオや満開で馬酔木も白い花を見せていたが、シロヤシオやイワカガミは咲いていなかった。
それが昨年は5月6日だったがアカヤシオは全滅で、ツツジとアセビは大分咲いていた。シロヤシオも花を広げたものが少し
あったが、それよりなにより北尾根にはイワカガミが沢山咲いていた。

 それが今年は5月1日に来たがアカヤシオは遅すぎ、馬酔木は1輪も見ることはできず、シロヤシオとイワカガミは早すぎた。
ミツバツツジはあちこちで見かけたので今が丁度よい時期なのだろう。
それでも一応アカヤシオも3本ほどは見る事ができ、イワカガミは小さいながら何輪か確認できた。
まだ開き切ってはいないがシロヤシオも見る事ができたのでヨシとしよう。

      
         シロヤシオ(白八汐)                            三ツ星天文台

 あさ肩登山口に着いた時は奥の駐車場は満車だったがトイレの前はまだ空いていた。それが帰ってきたときは駐車場の
上の林道の路肩にも停めてある車が何台もあった。
おかげでベンチは占領され昼飯を食べる場所が無いので、おろくぼの三ツ星天文台で食べる事にした。
ここには以前長いアスレチックがあって、孫を連れてきたことがあるが、そのアスレチックは設備の老朽化で廃止されている。
今は訪れる人もいないだろうと思ったら間違いだった。ベンチで昼飯を食べていると横浜ナンバーの車が2台来て
 「夕べ天文台に来たら素晴らしかったので、明るい時に確認に来た。」 と言っていた。
随分小さな天文台で何が素晴らしいのだろうかとHPを見ると
 「日本で2番目に星空の綺麗な場所で天文愛好家には とても支持を頂いている施設です。」 とあった。
営業は毎週金曜日・土曜日・日曜日。(曇天・雨天休館)で日没時間により開始時間が変わるそうです。
天文台の後ろに見える赤い屋根の建物は、川根本町の町営宿泊施設 「ウッドハウスおろくぼ」 です。


 参考にもならないだろうが一応工程記録を書いておきます。

歩行時間:1時間55分   休憩時間:1時間35分   延時間:2時間30分
出発時刻:8時30分     到着時刻:11時00分
歩  数: 6、180歩(推定距離4.5km)    GPS距離3.4km
行程表
 肩登山口(駐車場) 0:40> 大札山 0:50> 北尾根登山口 0:25> 肩登山口(駐車場)

 今日は先週の22k、11時間とは比較にもならない、たったの4k・2時間足らずの低山歩きだったがそれなりに疲れた。
どうも私は歩きの前日には精神的に翌日への準備が始まっていて、朝には肉体も準備を開始しているようだ。
それでなければこれだけの距離で疲れるはずもない。
実は心密かに早い到着だったら、近くの三ツ星山に足を延ばそうと提案する積りだったが、提案前に本人が嫌になっていた。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (松理)
2016-05-03 14:22:57
 昨日は,長野県東部にある荒船山近くの山に行ってきました。アカヤシオがまさに満開で,トンネル状態の所もありました。
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松理さん (はぐれ)
2016-05-03 15:21:21
アカヤシオのトンネルですか、きっと素晴らしかったでしょう。
ブログでの紹介を待っています。

そんな場所を一度は歩いてみたいものです。

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Unknown (あや)
2016-05-04 19:30:17
花の時期は難しいですね。
今年は、朝日岳(寸又)が22日ごろに満開が来ました。
おそらく岩岳と入手と大札の見ごろもこのころだったかと。
GWの前半に満開になったのが、竜馬の北側でした。
来月の仲間ウォークは、シロヤシオ見物?
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あやさん (はぐれ)
2016-05-06 19:09:32
>来月の仲間ウォークは、シロヤシオ見物?

シロヤシオで思いつくのは高塚山。
でもあんな場所を提案したら全員欠席しそうです。
平均年齢72歳の仲間ウォークは 「無理せず 楽して 簡単に」 でなければ続きそうもありません。
でも余りそうなると私には不満でして・・・・・
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