はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

藤枝四不動巡り-3

2015-09-26 10:00:00 | 低山歩き
歩行記録                                                          H27-9-21(月)
歩行時間:9時間50分   休憩時間:1時間45分   延時間:11時間35分
出発時刻:6時00分     到着時刻:17時35分
歩  数: 55、110歩(推定距離41.3km)    GPS距離39.2km
行程表
藤枝駅 1:20> 清水不動 0:05>  清水寺 1:35> 西方八幡宮 0:20> 大沢不動 0:05> 上大沢 1:00> びく石山頂
 0:35> びく石不動 0:10> 県道合流 0:35> 陶芸センタ 1:30> 滝沢不動 0:35> 中山 2:00> 藤枝駅

                                     びく石不動
 
                  上大沢集落                              登山口駐車場

 大沢不動から5分程で上大沢入口に着くと、川の土手の青い標識に 「葉梨川起点」 とあるのが目に入った。
この葉梨川を下って行くと、旧東海道を越した所で岡部を流れる朝比奈川と合流し、更に下って国道150号の所で、今度は
瀬戸川と合流して駿河湾に注いでいる。
この3本の川には、それぞれびく石の登山口があり、東から朝比奈川の岡部口、真ん中は葉梨川の大沢口、西は瀬戸川の瀬戸
ノ谷口の登山口があります。
中でも瀬戸川は、今朝もその土手を歩いて出発し、帰りも10kmほど土手を下る予定です。。

 びく石の登山口は、登山用駐車場横の今は無人の土物産屋の前の細い道を行く。上大沢集落のメインは車道を直進して行く
ようだが、そっちにはまだ行った事はない。

    
                           びく石ハイキングコース案内

 無人の土産物屋の壁にびく石ハイキングコースの案内があり、それにはここ上大沢からびく石には仙沢川(初心者)コースと
剣ヶ峰(中堅者)コースがあり、沢コースは40分、剣ヶ峰コースは60分となっていた。
剣ヶ峰コースは今年に入り2回歩いているので、今回は沢コースを歩こうと思っているが、まだ時間は10時前、これでは随分早い
ゴールになりそうで、こんな事なら清水山か花倉城跡に登って来るんだったと少々反省。

 細い舗装された道沿いに民家はあるが、その全ての家は無人だった。中には庭の栗の木にイガを付けた木も見えていた。
ウーン栗拾いをしたいな、と思うが庭の入口には虎テープが張ってある。これを越して敷地の中に入れば例え無人とはいえ住居
不法侵入になりかねない。そして栗を取れば窃盗罪も加わるのではないか。
今日は不動尊巡りをしているのだから邪な考えは捨てよう。と諦める私でした。

 
              剣ヶ峰コース分岐                              沢コース登山口

 無人の民家も終わり道が完全な寂れた農道状態になる頃、剣ヶ峰コースの分岐点に出た。登山道は小さな草に覆われていたが、
これなら歩くには支障は無さそうだ。それに剣ヶ峰コースは地蔵峠からは尾根道なので余り雑草の心配は無い。
 沢コースは更に簡易舗装の道を細い沢沿いに進む。途中 「ホタルの池」 の標識が有ったが、確かに蛍はいそうだが、夜ここまで
来る人は今はいないだろう。

 簡易舗装の道が終わり林の中に続く登山道に入る。ウワー早速蜘蛛巣が待ち構えていた。慌てて蜘蛛の巣払い用に杖を出す。
今日はこの杖は蜘蛛の巣払い用だけでなく蛇払いにも使う予定だ。
実は先日あるブログに蛇の写真と 「蝮は簡単には逃げないので誤って踏んでしまうと噛まれる恐れがある」 と出ていた。
蛇が苦手な私としては蛇と遭遇はしたくないが、さっきも道を横断する蛇を見たばかりだ。せめて雑草が深い所は、杖で草を払って
蛇を逃がしてから歩きたい、と思っている。尤もマムシは逃げないらしいが、遣らないよりはいいだろう。

 
               農道が見えた                              沢・尾根コース合流

 沢コースの道は初心者コースとあったが、所々道を探す必要があった。立派な標識もあるが、その間にせめてリボンのマークが
あと数ヵ所あれば初心者でも道の心配をしないで歩けると思う。
沢から離れ林の中の急な道を歩き出したが中々尾根道の合流点に着かない。上大沢の案内板には40分でびく石山頂とあったが
40分を過ぎても、山頂より下の合流部にさえ着かなかった。
今日は駅から上大沢まで約15kmを歩いて来ているので、疲れが出て初心者より遅いのかもしれないが変だなー?

 上大沢から50分を過ぎたころ上に標識が見えた。やっと合流かと思ったが標識は合流部の標識ではなかった。
今度は農道の一部が見える場所に出た。あの農道は山頂の農道だろう。なら山頂は近いと思ったが、駄目だ まだ合流部に着い
ていない。ジャーあの農道は何だろう? 何処に続く農道か? 新しい農道か? (家に戻ってから地図を見たが農道は無かった)
若しかすると今歩いている道は合流部に出ないで直接山頂に行く道かもしれないと疑問を感じだした頃、ようやく合流部に到着した。

 
     大崩山塊(丸子富士・満観峰・花沢山・高草山)                  ダイラボウ・後ろに竜爪

 結局びく石の山頂広場に着いたのは、初心者で40分で歩くところを1時間かけて到着した事になった。これは私の足が遅い
のか、それとも案内板の表示が早すぎるのか。
 こんなとき 「大人の遠足」 のあやさんのブログがあればハッキリするのだが。彼女なら足が速いので、案内が40分なら30分で
歩くだろう。今はそのブログが閉鎖されていて確認する事ができなくなってしまった。早く再開して欲しいな。

 山頂から富士山は見えていなかった。今日の予報は降水確率は低いが雲りあったので初めから富士山は期待していなかった。
見慣れた景色だが一応は写真を撮っておいた。

 
               びく石の巨岩                                びく石山頂

 びく石は今年中に岡部側の 「笹川八十八石ハイキングコース」 を登る予定だ。このコースは下りでは歩いた事はあるが、上りは
歩いた事がない。びく石の魅力の巨岩は山頂でも見られるが、岡部側から登れば更に色々な巨岩を見る事ができる。
何しろ88の石があるコースなのだから。そして下りは剣ヶ峰コースの地蔵峠から岡部に下る周回コースを歩く予定だ。

 山頂から不動尊には瀬戸川側の 「びく石ふれあい広場」 (旧びく石牧場)に行く道を下る。
途中で今日初めて登山者とすれ違ったが連休なのにやけに少ない感じだ。まだ暑いので登山は敬遠しているのだろうか。


                               びく石不動1

 「谷沢峡は、昔弘法大師が百谷の霊場を探し求めて訪れた際、こんこんと湧き出る霊泉をお授けになったところであります。
この弘法大師ゆかりの霊地谷沢峡に波切不動明王を奉安いたしました。
 波切不動明王とは、弘法大師が唐に留学しているとき阿闍梨から与えられた木材で、自分で彫刻した不動明王像で、大師が
帰国の途中で暴風雨に遭い、船が難破しそうになった時、その尊像に祈念すると不動明王が剣を振って波を切る形を示し、波が
静まり事なきを得た それによって波切不動と明王と呼ぶ。」


            
                                    びく石不動2

 森の中の大岩の上に立つ不動明王の立像は背景が合っているせいか威厳を感じさせていた。右手に持った剣には蛇が、
いや龍が巻きつき、足元には荒波が逆立っている。この波が波切不動の特徴なのだろう。
 案内板にはご利益は 「功徳 : 除災 開運求福自在 商売繁盛 家運隆盛 治病 怨敵 盗難 諸願成就するなり」 とある。
何でも有の仏さんだが、名前や謂れなどからいって 「航海の安全」 がメインだと思ったが、それは無かった。気になって調べると
 「始めは【波切不動明王】のご利益は航海安全が主でしたが、現在は、【諸願成就】に変わってきました。」とあった。
突っ込みを入れたい事のある案内板だが、今日のところは止めておこう。

                          上大沢からふれあい広場までの道
 
      

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