みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

〔甲助 今朝まだくらぁに〕(日付は限りなく昭和3年3月3日)

2017-03-04 10:00:00 | 賢治作品について






 一方で
【「羅須地人協会時代」の賢治の詩創作数推移】

            <『新校本宮澤賢治全集第十六巻(下)・年譜篇』(筑摩書房)よりカウント>
だったから、〔甲助 今朝まだくらぁに〕が限りなく昭和3年3月3日に詠まれたものであるとなれば、この詩は『春と修羅 第三集』に所収されている他の多くの詩篇とは位置づけも異なるものとなりそうだ。
 いずれにせよ、
 〔甲助 今朝まだくらぁに〕の日付を「校訂」して「一九二七、三、二一、」とするにためには再検証が不可避であり、今後の検討課題である。
ということになろう。

 しかもここまで10年間ほど賢治の検証作業を通じてつくづく思い知らされたことは、おかしいと思ったところは検証してみれば殆どやはりおかしかったということであり、私の今までの経験に基づけばこの場合もその例に漏れず、
 昭和3年3月3日の賢治については未だ明らかになっていない謎がありそうだ。
ということになるのかもしれない。

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