みちのくの山野草

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「追悼」への寄稿は全国から

2020-07-25 12:00:00 | 甚次郎と賢治
〈『追悼 義農松田甚次郎先生』(吉田六太郎編)、吉田矩彦氏所蔵〉

 では、吉田六太郎からの追悼文の寄稿依頼を受けて、どのような方々がどこからこの『追悼 義農松田甚次郎先生』に寄稿したのであろうか。そこで、目次の中の「追悼」寄稿者、つまり、本文中の「松田甚次郎先生の急逝を悼む」に対する寄稿者を掲げてみると、
盛岡 早坂 健
神戸 福本 義亮
岩手 菊池 佐江治
岩手 佐々木 由太郎
岩手 鷹嘴 直治
東京 臼井 紀一
千葉 増田 政美
茨城 佐々木 喜一郎
北海道 吉田 澄志
秋田 髙橋 徳藏
東京 倉本 彦五郎
秋田 三宅 秀雄
東京 名倉 淳子
秋田 栗林 直治
岩手 館澤 邦宣
山形 早坂 昇
山形 長島 正雄
東京 松永 材
山形 黒田 清
新潟 佐藤 文子
北海道 上家 喜代子
東京 佐藤 直衛
京都 平山 常太郎
北海道 安達 利比呂
青森 齊藤 浩
秋田 加藤 徳右エ門
山形 阿部 正次
東京 上原 祉郎
新潟 小川 恭夫
京都 森田 喜久治
山形 花山 昭雄
会津 星 賢正
東京 川上 治雄
山形 大木 京三
東京 菅野 利雄
岩手 小山 壽
東京 大久保 傳藏
兵庫 阿部 正彦
福島 坂田 八千代
栃木 國井 文子
埼玉 牧野 藏之助
富山 布瀬 富夫
田山 小池 正志
新潟 岩杉 利助
福島 一谷 源八郎
東京 円 つたえ
静岡 鷲巣 よし
長野 竹内 斌
静岡 池谷 武夫
?北 福田 常雄
青森 髙屋 正衛
京城 栴 文楨
山形 庄司 泰玉
埼玉 中澤 省三
新潟 中川 義一
茨城 髙橋 まさ子
秋田 丸山 助吉
福岡 柿本 君子
秋田 中山 久光
大分 酒井 藤麿
長野 長針 功
長野 萩原 逞次
東京 松田 解子
福岡 岸原 俊基
北海道 中澤 茂
仙台 山田 二郎
浦和 森 運太郎
山形 成田 竹次郎
岩手 照井謹二郎
山形 田宮 真龍
長野 梅澤 素介
山形 吉野 五郎
静岡 朝倉 利策
兵庫 水原 巖
福島 遠藤 修司
長野 宮下 清
朝鮮 伊藤 重次郎
福岡 福田 榮三郎
静岡 太田良 元治 
市川 大野澤 啓
盛岡高農 上村 勝彌
東京 熊谷 辰治郎
盛岡 森 荘已池
盛岡 西川 大作
盛岡 鏑 慎二郎
大阪 三浦 参玄洞
岩手 小坂 友次郎
岩手 藤澤 美雄
秋田 沼倉 精一
宇治山田 岡本 利吉
岩手 安藤 玉治
群馬 阿部 いわ
○○ 藤澤 武
満州 渡部 由夫
室蘭 島貫 太吉
大阪 手島 新十郎
柴田 義勝
鈴木 教吾
植田 徳治

(以下は目次にはあるものの、本文中には見つからないのだが)
吉田 賢治郎
藤沢 四郎
石垣 清雄
藤沢 文一
桑原 明吉
藤沢 作藏
菊池 暁輝
となっている。

 したがって、そのおおよその分布は(多少はっきりしないものもあるが)、
①岩手 15名<*1>
②東京 11名
③山形 9名
④秋田 6名
⑤北海道 5名
⑤長野 5名
⑦福島 4名
⑦新潟 4名
⑦静岡 4名
⑩埼玉 3名
⑩京都 3名
⑩兵庫 3名
⑩福岡 3名
⑭青森 2名
⑭千葉 2名
⑭茨城 2名
⑭大阪 2名
⑱宮城 1名
⑱栃木 1名
⑱群馬 1名
⑱大分 1名
となる。

 よって、寄稿者の多さのみならず、全国的に、中には「朝鮮」や「満州」などの外地からの寄稿もあることから、これだけでも、松田甚次郎が当時如何に敬慕されていて、そしてその死が惜しまれていたことが容易にわかる。

<*1:註> 岩手県関係の寄稿者を拾ってみると、
盛岡 早坂 健
岩手 菊池 佐江治
岩手 佐々木 由太郎
岩手 鷹嘴 直治
岩手 館澤 邦宣
岩手 小山 壽
岩手 照井謹二郎
盛岡高農 上村 勝彌
盛岡 森 荘已池
盛岡 西川 大作
盛岡 鏑 慎二郎
岩手 小坂 友次郎
岩手 藤澤 美雄
岩手 安藤 玉治

菊池 暁輝
ということになりそうだ。

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 私は非専門家。
 賢治の甥の教え子である著者が、本当の宮澤賢治を私たちの手に取り戻したいと願って、賢治の真実を明らかにした『本統の賢治と本当の露』は、「仮説検証型研究」という手法によって、「羅須地人協会時代」を中心にして、この約10年間をかけて研究し続けてきたことをまとめたものである。
 そして本書出版の主な狙いは次の二つである。
 1 創られた賢治ではなくて本統(本当)の賢治を、もうそろそろ私たちの手に取り戻すこと。
 例えば、賢治は「ヒデリノトキニ涙ヲ流サナカッタ」し「寒サノ夏ニオロオロ歩ケナカッタ」ことを実証できた。だからこそ、賢治はそのようなことを悔い、「サウイフモノニワタシハナリタイ」と手帳に書いたのだと言える。
 2 高瀬露に着せられた濡れ衣を少しでも晴らすこと。
 賢治がいろいろと助けてもらった女性・高瀬露が、客観的な根拠もなしに〈悪女〉の濡れ衣を着せられているということを実証できた。そこで、その理不尽な実態を読者に知ってもらうこと(賢治もまたそれをひたすら願っているはずだ)によって露の濡れ衣を晴らし、尊厳を回復したい。
〈目次〉

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           〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
                      電話 0198-24-9813
             
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