気の向くままに

山、花、人生を讃える

籾糠山

2009年06月05日 | 
籾糠山は標高1744m。
白川郷から車で30分の天生峠(1290m)から登ります。
緩やかな登りを30分ほど行ったところに、高層湿原(1400m)があり、そこには水芭蕉やリュウキンカ、タテヤマリンドウが咲いていました。





水芭蕉とリュウキンカ



湿原を通り過ぎると、いよいよ楽しみにしていた桂の巨木のお出迎え。
そしてそのまわりはニリンソウやサンカヨウで埋め尽くされ、何という素晴らしいところだろうと大感激でした。






巨木を後にして、桂の原生林の中へと進みます。



その奥には桂の老木が5本も立ち並びんでいて(写真では3本)、いよいよ感激しながら、わたしたちは谷沿いの道を登っていきました。谷沿いの道でもサンカヨウがいたるところに密集し、花を咲かせ、鈴鹿では4月に咲くキクザキイチゲも、終わりかけながら、まだ所々に咲き残っていました。



高度を上げていくと、谷沿いの斜面にはまだ残雪が見られ、わたしたちを喜ばせてくれました。






谷を上り詰めて稜線に出るとムラサキヤシオが迎えてくれました。
また白樺と間違えそうなダケカンバが目立つようになり、光を受けようと広げた白い枝が、緑の中に映えて印象的でした。
うまく撮れた写真がないので、変わりに天に伸びた写真を掲げます。
(遮るものがないので、枝は広げていません)



山頂直下からの展望



山頂は狭く、10人も座れるかどうかぐらいの広さでしたが、さいわい数人のグループが下山した後だったので、180度の展望を楽しみながら食事をとることができました。
御岳と乗鞍が彼方にうっすらと見え、北アルプスは山頂付近に雲がかかっていたのが残念。
記念写真を撮った後、西側の尾根筋「ブナ探勝路」を下山路とし、ブナやシラビソの原生林の中をたどりながら再び湿原に戻り、湿原をのんびり散策して帰路に向かいました。

シラビソ



ブナの巨木(樹齢350年超えているかな?)



ブナの梢を見上げる(2枚)



≪今日見られた花々≫
       緑のニリンソウ(普通は白)             キヌガサソウ
 

       イワナシ                     紫のミヤマカタバミ(普通は白)
 

         キクザキイチゲ                ミツバオウレン
 

       リュウキンカ                    ツバメオモト
 

       調査中                       ムラサキヤシオ
 


   ≪おまけ≫熊の爪痕



最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (7)
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