気の向くままに

山、花、人生を讃える

山里の旅

2014年03月22日 | 

セツブンソウの自生地「大久保集落」の家々。さすがに雪国である。

 

五層の建物。                                                                                         河原で弁当を食べていると、家内が「あれ、五重の塔みたいだね」と指さすので、なるほどこれは「何これ!珍百景」というわけで写真に撮った。ちなみに今回の昼食はおにぎりではなく、いかにも早春らしい彩の「行楽弁当」。うまかったぜ!

 

乳イチョウ。

 

乳のように垂れ下がっているのは気根と言われるもので、大気中からも水分を摂取しようとして成長したものらしい。

 

珍光景。                                                                                      お金が落ちてないかと探しているようにみえるが、この付近にもちらほらとセツブンソウが咲いていて、それを覗き込んでいる。いやあ、のどかで平和でありんすねえ。

 

道路沿いにあった乳イチョウの看板。                                                              最初一人で来たときは看板はあっても、乳イチョウがどこにあるかさっぱり分からず、近くの人に聞いてようやく探しがしあてた。神社そのものが小さく、山際の木々に隠れて道端からは見えないのである。

 

ところでイチョウの木にも花が咲くが、その花を見た人はそうはいないだろうと思う。高い所に咲くから地上からはめったに見られない。下の写真は横浜の山下公園前の街路樹で、歩道橋から撮ったもの。はじめて見た時は大発見をしたように感激したものだった。それから、横浜にいる3年の間、花の咲く時期には毎年、せっせと写真を撮った。今は懐かしい思い出である。写真の花は雄花。2008年4月17日撮影。

 

 

 

桂の巨木。                                                                                   推定樹齢1000年とあるが、それほどの迫力は感じられないのは地ぎわからの株立ちが多すぎるからだろう。           

 

 

姉川ダム。

 

 

五色の滝。                                                                                         前回来た時はこの滝への入口が分からなかったが、今回は姉川ダム手前で「五色の滝へ2km」という看板を見つけたので行ってみた。林道は舗装してあるがどんどん人気のない山奥へ入っていくので、家内が、不安がりだしたが、構わず進むとやがて「五色の滝へ 600m」の看板があった。車を降りてしばらく山道を歩いて行くと滝に着いた。写真ではあまりパッとしないが、素晴らしいところだった。

 

以上で今回の行楽はおしまい。

 

 

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セツブンソウ

2014年03月20日 | 

講習会も終わって一安心。                                                                                        これだけはやりたくないと思っていた場内でのテキスト販売の役を仰せつかり、気が気でなかったが、無事に終わってホッとした。「恐れるものは皆来る」を今回ほど実感したことはない。とにかく知人にはあまり見られたくない姿である。若いとき、はじめて一人で戸別訪問しながら伝道し始めた頃のことを思い出した。これは言って見れば恥ずかしさとの戦いである。そして、そんなことを気にしながらやっていて、お釣りを間違えたりして後の集計が合わなくなってしまうんではなかろうかと、それも気になっていた。ああ、ノミの心臓の持ち主にはまことに辛い。しかし、それも終わった。

そして、いよいよわが世の春!

さあ、行くぞ、行くぞ!

 

義母が同居するようになって、家内と連れだって行楽に出かけることがほとんどなくなったが、昨日は久し振りに家内と出かけた。はじめは山に行くつもりだったが、家内も行きたいというので、それなら2年ほど前に下見をしていた伊吹山麓のセツブンソウの自生地へ行ってみようということになった。                                                                                        セツブンソウの自生地は「大久保」という集落の一画にあるが、花の時期に来たのは今回が初めて。                                                                      見ごろは少し過ぎていたが、それでも早春の息吹を感じさせてくれた。

わたしが初めてセツブンソウを見たのは、三重県北部の坂本谷を登っていった時だった。辺り一面セツブンソウが咲き誇っていたが、今はその坂本谷も土砂崩れて進入禁止になっていて、なかなかこのセツブンソウもみられなくなっている。

手元の『野草の名前』という図鑑には、次のように紹介されている。

○「節分は、新暦の2月4日ごろだが、旧暦では立春の前日で、今でいう3月の半ば。この頃になるとちょうどセツブンソウの花の時期を迎え、江戸の町中にこの花が出回る。そこでセツブンソウという名がついた。」とある。

 

      雨上がりぴーちくぱーちくセツブンソウ

 

 

 

 

     セツブンソウお前俺に似ているなあ  (あ、どうぞ遠慮なく笑ってください。笑)

 

「ほんと、そっくりね」とセツブンソウが微笑んだ。

白い花弁のように見えるのは顎片で、花弁は黄色い部分。紫は雄しべの葯(やく)ということらしい。

 

花が散った後の袋果(たいか)、この中に丸い種子がはいっている。

というわけで、楽しい時間はあっという間に過ぎ去った。

この後、さらに奥伊吹方面へ向かって、イチョウ、桂の巨木を見、ダムを見学し、最後はちょっとした山歩きをして「五色の滝」を見、この日の行楽は終わりました。樹齢何百年という大きな銀杏の下には、ここにもセツブンソウがちらほら自生しているのを見つけてうれしかった。

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