冠山
冠山は揖斐川源流の山で、名前の如く冠の形をした山ですが、わたしには百人一首に描かれている女性の姿のように見えます。
標高約1000mの冠峠から、小さなアップダウンを繰り返しながらの、1時間30分程度の手ごろさで、実に雄大な展望を楽しめる人気の山です。
しかし、相変わらず視界は霞んでいて、雪をいただいた白山がかろうじて見える程度でした。
去年は6月中旬に来ましたが、少し時期をずらして、どんな花が咲いているかと楽しみでしたが、登山道沿いは、草や樹木の花、そしてこれから開こうとする蕾などがいっぱいで、今日も素晴らしい山行となりました。
冠峠と冠山。ここから登山がはじまります。
冠山の雄姿。小野小町か、清少納言か?
最後の急な岩肌を行く。
山頂で楽しい店開き。この日は蒸し暑く、けっこう汗をかきました。
向こうには、昨年完成したばかりの徳山ダムも見えます。(ただし、昨年6月の写真)
山頂近くにはタテヤマリンドウがいたるところに咲いていました。
登山道沿いには、チゴユリがいっぱい。
ユキザサも登山道沿いのいたるところに。これから最盛期を迎えるところでした。
ひとつだけ残っていた終わりかけのシャクナゲ。
コバイケイソウの蕾も膨らんできました。
サンカヨウ
スミレもいろいろ咲いていました。
朴の木の葉は、いかにも伸び伸びと大きく、豊かで気持ちがいい。
この山は、まだ秋には訪れたことがなく、見事な紅葉を見せてくれるナナカマドも多いので、今年の秋にまた来たいと思いながら帰路につきました。