『都立広尾病院「医療過誤」事件 断罪された「医療事故隠し」』 永井裕之・著、あけび書房、2007年10月20日
医療事故でかけがえのない身内を失った遺族にとって「謝罪」とは何か。
起きてしまった結果をについて謝られても、謝罪ではない。たいへんな結果になってしまったということは、第三者でもわかることだ。
自分たちがとった行為について、非があると認めること。
真実を明らかにすること。真実を明らかにしないことは、自己保身の態度であり、罪を軽く見せようとしていることでもある。
たまたま起きてしまったように見える事故も、体制の不備が背後要因であるのなら、起こるべくして起きた事故である。直接事故に関係した個人に原因をおしつけるのではなく、システムや体制といった組織に問題があるとして、遺族に向き合うことが、誠実な対応として認知されると思われる。
医療事故でかけがえのない身内を失った遺族にとって「謝罪」とは何か。
起きてしまった結果をについて謝られても、謝罪ではない。たいへんな結果になってしまったということは、第三者でもわかることだ。
自分たちがとった行為について、非があると認めること。
真実を明らかにすること。真実を明らかにしないことは、自己保身の態度であり、罪を軽く見せようとしていることでもある。
たまたま起きてしまったように見える事故も、体制の不備が背後要因であるのなら、起こるべくして起きた事故である。直接事故に関係した個人に原因をおしつけるのではなく、システムや体制といった組織に問題があるとして、遺族に向き合うことが、誠実な対応として認知されると思われる。