去年田舎のお寺の住職からいただいき、庭木の葉陰に掛けておいたフウラン:風蘭(ラン科)咲きました。もらったのは朽ちた古木に根を這わしていますが、本来は名のとおり風通しのよい木の幹や岩場にへばりついて育ちます。
最大幅で3mmほどの小さい純白の花びらの先端をよく見ると、あるかなきかの紫色が見えます。3~4cmほどある花柄よりも長くて伸ばせば5cmもあろうかという半月状になった距といわれる尻尾が特徴です。
江戸時代武士の間で人気があり栽培種が2百種もあったといいます。別名の富貴蘭というのも身分の高い人の間で楽しまれたからなのでしょう。
フウランは、朝方こそそれほどではありませんが、なぜか夕方から香りが強くなります。
夜、暗い部屋においていると、この小さい花から流れる、むせるような、けれども気品ある芳香が部屋中に充ち充ちます。純白の花といい、夜に香ることといい、夜訪れる虫を待っているに違いありません。
最大幅で3mmほどの小さい純白の花びらの先端をよく見ると、あるかなきかの紫色が見えます。3~4cmほどある花柄よりも長くて伸ばせば5cmもあろうかという半月状になった距といわれる尻尾が特徴です。
江戸時代武士の間で人気があり栽培種が2百種もあったといいます。別名の富貴蘭というのも身分の高い人の間で楽しまれたからなのでしょう。
フウランは、朝方こそそれほどではありませんが、なぜか夕方から香りが強くなります。
夜、暗い部屋においていると、この小さい花から流れる、むせるような、けれども気品ある芳香が部屋中に充ち充ちます。純白の花といい、夜に香ることといい、夜訪れる虫を待っているに違いありません。