7月3～5日、あるグル～プの北信方面観察旅行に参加しました。春と秋との端境期で、咲く花はそれほど多くはないというものの、懐かしい花や、初めての花との出会いを楽しむことができました。
その中で今まで取り上げてない花を中心にシリーズで紹介します。
岩岳山麓の宿の朝、散策路に咲いていたのが、関西でもよく見かけるアキノタムラソウに似ていますが、どことなく様子が異なる花でした。
帰って調べますとナツノタムラソウの変種で、ミヤマタムラソウ：深山田村草（シソ科アキギリ属）別名ケナツノタムラソウというのがありました。
本州中部以北の深山に咲き、花の色が薄く、1cmほどの唇形花冠外面に長い軟毛が目立ち、雄蕊2個が長くて、花外に突き出るとあります。
長い花穂にまばらについた毛深いこの花には、本名のミヤマよりケがついた別名の方ほうがふさわしいような気がします。