新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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アカミノイヌツゲ:赤実の犬黄楊(果柄の長さが決め手?) 

2012-07-01 11:13:21 | 植物観察1日1題

天生湿原で赤い実をつけていた木がありました。葉の上半部に浅い鋸歯があり、長い果柄があります。
特徴はクロソヨゴに似ていますが、生育地から見て、クロソヨゴの変種で、本州中部以北に分布し、亜高山帯の岩場や湿原に生えるという、アカミノイヌツゲ:赤実の犬黄楊(モチノキ科モチノキ属)ではないかということになしました。
アカミノイヌツゲは、樹高は1~3 mでよく分枝します。光沢のある革質の葉はやや密に互生し、長さ2~3.5 cm、幅1-2 cm、長卵形~長楕円形縁に浅い鋸歯があります。
クロソヨゴの花柄が1.8~2.5cmであるのに対し、アカミノイヌツゲの花柄は1~15cmとなることで区別されるというのですが、写真を見る限りでは、果柄は結構長いようにも見えます。生育地で判断したこの見立ては間違っているかもしれません。