新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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イヌタデ:犬蓼(赤のまんまで虫を呼ぶ)

2011-10-12 10:16:37 | お知らせ」

昭和10年、東京日日新聞が当時の7人の文人たちに依頼して、新秋の七草を選んでもらったことがありました。そのとき俳人高浜虚子が選んだのがアカマンマでした。
幼児がままごとでアカマンマ(赤飯)に見立てて遊んだというイヌタデ:犬蓼(タデ科タデ属)は、道端や空き地などどこにでも見られる1年草で、高さは20~50cm、茎は赤みを帯び、下部は横に這います。花は6~10月、紅紫色の小さな花が穂になってびっしりとつきます。
花穂は長さ1~5cm、実は黒く、花被に包まれたまま熟します。
イヌタデに限らずタデ科の花には花びらはなく、花びらに見えるのは萼片で、この萼は花が終わっても落ちず、色もあせずに実を包みます。花穂に集まった花は一度に開かず少しずつ咲くため、花穂をよく見ると、本当の花と黒い実を包んだ花被の花が混じっています。実を花に見せることで、まだまだ花がたくさん咲いていると見せかけて、虫を呼んでいるのだそうです。
この話をしたら、あるひとが、“道理でアカノマンマ”といいました。座布団を1枚!。
(接写写真を出そうと過去ログを調べるとイヌタデをこんな記事で紹介していました。いまさら付け加えることもないので、そのまま転載します)

岸田劉生の「麗子五歳之像」で麗子が手にしているのはアカマンマでした。馬鹿にはできないアカマンマです