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一月半ばの高槻川久保渓谷は、前夜降った雪が木々の葉に消え残っていました。
ヤブニッケイ:藪肉桂(クスノキ科クスノキ属)の、特徴ある緑の葉の上にも雪が残り、間から黒紫色の果実が顔をのぞかせていました。
本州関東以西から、琉球などに分布する高さ10mくらいの常緑高木で、海に近い暖地に多くはえます。葉は対生も互生もし、長さ6~10cm、革質で光沢があります。3行脈が目立ちますが2本の支脈は肩の辺りで消失します。
和名は藪に生える肉桂ということでしょうが、ニッケイほどの香りや辛味はありません。それでも種子から香油をとり、葉や樹皮は薬用にされます。別名にマツラニッケイ、クスタブ、クロダモがあります。