新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ゴウダソウ:合田草・大判草(小判シリーズそのⅠ)

2007-05-13 07:23:26 | 植物観察1日1題

道路に植え込みの中に紫色の十字花が咲いていました。オオアラセイトウ(諸葛采)に似ているようでも葉の様子が違います。何かなと思っていましたらやがて扁平な円形の径3cm莢をつけ、中の種子が透けて見えます。それでこれがいつか聞いたことがある大判草だということがわかりました。
アブラナ科ゴウダソウ属の合田草、別名大判草は、これを日本に入れた人の名を取ってゴウダソウ;合田草といわれます。4~5月に上部で分枝した枝に紫紅色の十字花を総状花序につけ、芳香があります。
楕円形の薄い莢が風に揺れる姿は、さながら小判が揺れているようです。
莢が熟すと隔膜が銀色になるところから英名でもシルバー・シリング(銀貨)の名があります。日本での別名は銀扇草です。