新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ハナウド:花独活(白い花のレース)

2007-05-12 07:10:36 | 植物観察1日1題

淀川右岸鵜殿の葭原にハナウド(セリ科ハナウド属)の群生があり、白い花をつけています。
川岸や林のふちなどのやや湿ったところに生える越年草でときに多年草。高さ1~1.5mの茎は中空で粗い毛があります。大形の3出または羽状複葉で、小葉はさらに切れ込みます。
5~6月、大形の複散形花序に白い小さな花を多数つけます。花序の外側の花は内側よりも大きく、とくに外側の花弁は大きく先が2つに切れ込んでいるのが特徴です。
一般にセリ科の草は判別が難しいものですが、このハナウドは、花期が早いことと花びらの切れ込みで区別のしやすい草といえます。