新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

雑木の秋(寂び黄葉)

2006-12-20 07:11:30 | 植物観察1日1題

朝起きて西の窓を開けると、小さな里山の雑木が朝日に照らされて黄金色に輝いています。
先日、山歩きしているとき案内の方から、カエデなどの鮮やかな紅葉の後の雑木林の黄葉を“さびもみじ”というと教わりました。
帰ってから辞典や季語を調べましたが何処にも見当たりません。多分“寂び黄葉”と書くのではないかと思いますが、錆び黄葉かもしれません。
初冬の時期といい、黄葉の様子といい、ぴったりの表現で、忘れられない言葉になりました。
雑木とは、広辞苑によると“良材にならない種々雑多の木“とありますが、通常主体になるのがブナ科コナラ属のコナラ、クヌギ、アベマキなどで、一昔前までは薪炭材として里の人々にとって大事な木で、いわゆる里山の構成樹として大切に維持されてきたものです。
窓の外のこの小さい里山の雑木は、四季それぞれの変化で楽しませくれるので、私にとっては立派な有用樹です。
植物名以外のタイトルの登場は今年はじめてですが、このサブタイトルを使いたくて取り上げました。