新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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イチゴノキ:苺の木(苺が生るツツジ)

2006-12-08 07:11:06 | 植物観察1日1題

京都植物園の北門を入ったところにあるイチゴノキ:苺の木(ツツジ科アルブッス属)は、変わった名、花と実が同時に見られること、実が食べられることなどで、なかなか人気があります。
南欧原産の常緑高木で、原産地では高さ5~10mにもなるということですが、ここでは小低木といった感じです。
果実が苺に似ていることからこの名があり、別名もストロ-ベリーツリーだそうです。
苺というよりはヤマモモの果実に似た形ですが、熟すにつれて黄緑、黄、橙、赤と色が変わり、甘酸っぱい味でジャムや果実酒に用いられます。
ツツジの仲間で、秋から冬にかけて白いドウダンツツジのような釣鐘型の花を房状に吊り下げます。
ちょうど今はこの花と赤い実が同時に見られる時期です。
10本ほどもあるここのイチゴノキ、果実を失敬して試食する心無い人があり、植物園でも困っているとのことです。