新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ヤエムグラ:八重葎(秋とは限らない)

2006-02-23 07:04:31 | 植物観察1日1題
“八重むぐら しげれる宿のさみしきに 人こそ見えね 秋は来にけり” ヤエムグラを知らない人はいても、この百人一首の恵慶法師の歌をを知らないという人は少ないと思います。
この歌のおかげでヤエムグラと聞くと、まず秋、それも雑草の生い茂ったあれはてた館の寂しい景色を連想させます。(状況からして、この歌のはヤエムグラではなく、カナムグラだという説があるそうですが)ヤエムグラ:八重葎(アカネ科ヤエムグラ属)は、アジア、ヨーロッパ、アフリカの温・暖帯に広く分布し、日本各地の畑地や家の近くに生える1~2年草です。
何日か前の冷え込んだ朝、遅霜が道端のヤエムグラを白く縁取ってきれいな模様をつくっていました。