祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

みどりの日

2006-04-30 18:17:12 | Weblog
貯め水にジャスミンの花一つ落ち
手作りの鯉のぼり持つ子小走りに
笛太鼓獅子舞きたるみどりの日

ジャスミンの花は広がり香を放つ
蕗茹でてたちまち積もる皮の山
耕耘機轍と土をのこしゆく

ジャスミンの花が今年はウッドと窓のひさしへと二カ所に伸びて明るくなっている。よく花の名前をたずねられるが、この頃、とっさに出てこない。このジャスミンもその一つです。

やまぶき

2006-04-25 23:20:34 | Weblog
一重八重やまぶき大社の風に揺れ
一駅を仲間と歩くつばめ飛ぶ
出だしは雨時には晴れて春歩き

宿寄れば芍薬壺に活けられて
わらびもち川面に文字と旗の色
釣り人も花も見ました嵐山

歩き会へ。京都の松尾大社のやまぶきを見て、桂川沿いに嵐山まで一駅歩く。たいした距離ではないが、ゆっくりとあちこちのぞき、約1万歩。

花水木

2006-04-24 23:10:12 | Weblog
鳥居くぐり表参道の八重桜
保存樹の銀杏の大木芽吹く空
丸窓に映りてあかるし花水木

花菜道鐘突堂はすぐそばに
藤の花電柱のぼる勇ましさ
藤の花笛吹き子らは帰りゆく

藤の花を3カ所ばかり見に行く。公園の棚に下がっている花よりも、小学校近くのお店をしている所の藤は見事です。自販機の上をはい、又電柱に絡み二階のベランダまで登り、沢山花を咲かせている。

ひばり

2006-04-20 17:25:55 | Weblog
側溝に植えある菖蒲芽ぐんと伸び
春灯しペットの写真に見下ろされ
種鉢の何やら新芽出ておりぬ

どこまでも高く揚がりて鳴くひばり
夕暮れて雲雀の声はまだつづく

雲雀が揚がるのを見ていたら、雲に隠れてみえなくなる。それも鳴きながら、結構な高さ、どうして高かく揚がるのだろう。餌があるわけもないだろうし。そのまま上にです。又降りてくるのも急直かで驚きです。おもしろい。

2006-04-18 14:13:40 | Weblog
さき先で蝶を見かける畑の道
早ばやと藤の蕾は空の棚
鯉のぼり泳ぐよ淀の川に向き

良く晴れて春の一日を楽しめり
信号待ち新入生も列の中

堤防事務所に寄ると藤の蕾が付いていた。藤の蕾には感慨深いものがある。忘れずに又咲いた藤を見に来よう。

春試合

2006-04-17 00:04:51 | Weblog
春の日に子らの空手の型きまる
春試合礼より始じむ大講堂
緊張のあとの微笑み春試合

この道を曲がればつづくれんげの田
隣町行けば燕はすいすいと
土手眺む菜の花群れて空青し

子供達の空手の試合を高槻市に見に行く。二人とも習いだしてから一年もたっていない。小さい子達も型が決まれば見とれてしまいます。帰りはれんげ田をとおり遠回りしてきました。

さくら

2006-04-13 15:20:05 | Weblog
樹も土もさくら色して雨上がる
自転車のタイヤにさくら回りくる
青鷺のとまるも飛ぶもさくらより

新幹線基地を目指してさくら坂
機関車もひかり号も花の下
紫木蓮まだ色見せて暮れかかる

三時頃雨がやんだので、新幹線鳥飼基地の桜を自転車で見に行く。川と基地の外道沿いに桜並木があり、古い機関車とひかり号が一両ずつ展示されている。桜は見事に咲いてはいるが、雨風で散った桜と道をおおった桜とで、見事でした。上手く句に出来ないのが残念。