祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

かりんの実

2007-09-28 10:53:07 | Weblog
花びらも風にそよいで秋桜
学級田踊り出しそな案山子たち
酒封じ祈願の墓にかりんの実

長靴に秋菜たっぷり届けられ
朝摘みの秋菜さっそく浸す水
りんどうと果実一盛りレジへ置く

写真は高槻市のコスモスと稔りの時期を迎えた五年生の学校田の案山子さん達。

銀杏

2007-09-25 19:38:36 | Weblog
突き当たりサルビア目指す城の橋
銀杏もたわわとなりて濠の道
木槿咲くお濠の水は日を弾く

城垣の石の刻印秋日うく
天高し極楽橋よりめざす城
朝顔の咲く門くぐる青屋門

豊年祭

2007-09-21 20:00:17 | Weblog
変形の七色ガラスにりんご盛る
閉店の詫び状きたる秋暑し
気がつけば風を受けてるふうせんかずら

ドール展隅に活けあり吾亦紅
故郷の豊年祭日確かむる
ふりかえれば手を振り続け秋の橋
冬瓜のフェンスに下がる支えなく

百貨店の人形展など見て、京橋で姉の孫の彼女(許嫁)と落ち合い、近況報告をする。いつも明るくて元気で可愛い。別れはOBPまで送ってくれ、何時までも手を振ってくれていた。ビル橋を下りて大阪城ホールまで歩いていく。

写真は高槻の幼稚園のフェンスに下がる大きな冬瓜。


2007-09-14 08:17:57 | Weblog
アメリカフウの種でできてる太陽の塔
問いマークこの木なんの木秋千里
展示室出ればせせらぎ萩揺れる

おみなえしリユックの人の歩み寄る
種ずしりうなだるひまわり積まれゆく
種重く垂るひまわりの刈られゆく

千里の万博公園へいく。展示室のアメリカフウの種で出来た太陽の塔が目に付きました。まだまだ日中は暑いですが、樹が多いので過ごしやすい。ボランテヤの人をあちこちでみる。ひまわりは丁度刈られている最中でした。草とは別にひまわりだけが集められ車に乗せられてました。後から種を取る作業があるのでしょうか。ボランテヤの皆様、ご苦労様です。

冬瓜

2007-09-12 15:54:04 | Weblog
冬瓜のどんと玄関に置かれて
おろしたて包丁の刃は冬瓜に
冬瓜の綿と種取り厚切りに

ふいにきてとんぼう窓より帰りゆく
モロヘイヤ茹でてきざんで秋厨

「今年は遅く植えたので」、と言われ玄関に置いてあった冬瓜、すごく大きいものです。毎日いただいております。食べ方も検索したりですが、冬瓜の漬け物はしなりとして歯ごたえがないので、若布と酢の物にごまを沢山入れてます。

(写真はご近所の瓢箪)

秋茄子

2007-09-04 16:10:52 | Weblog
秋茄子の列の一株白い茄子
山里の青田の白鷺あちこちに
赤のまましりとりしてる子ら三人

いつの間に木陰の動く秋野原
いがぐりの頭となって二学期へ
秋の草ボール追う子ら犬もいて

夏休みの終わりの土曜日に女の子一人がお泊まりに。次の日曜日には他の子らも来て賑やかになる。夕方皆で河川敷へ、遊ぶのが大好きな子ども達。走り回っている。連れてきた胴長犬さくらも放されくっついて走る。