祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

年用意

2013-12-30 11:03:13 | Weblog



寒柝の拍子木合わせの音のずれ
ベランダの冬の芽膨らむ窓辺より

歳末の警戒等あり回覧板
初氷回覧板が置かれあり

境内の動く氏子の年用意
年末は島へ帰省の若者ら


年末の地区の方たちの寒柝(かんたく)に感謝です。
先日、神社の境内では、来年の絵馬の門などが準備がされていました。まだ紅葉が美しかったですよ(茨木市)。

柚子風呂

2013-12-26 09:00:17 | Weblog




浮かべ入れ香りと遊ぶ柚子の風呂
冬菜に着く青虫の温さつまみおり

クリスマス久しぶりに聞く子らの声
賀状に添ゆ子らそれぞれに言葉入れ

冬野菜漬物講座の掲示板
木の箱に収まるみかん届きくる



    

この寒さにも青虫がつくのですね。ブロッコリーの葉に穴があき気づくと、コロコロとした青虫、温かい。


ブロッコリー

2013-12-15 18:18:34 | Weblog



目線はなに同じ向きして冬すずめ
目標を少々先へ冬歩き
鉢植えの花芽伸び出すブロッコリー

瓦ぶき寒中の屋根に数人
コマまわす吾も仲間に入りおり
この寒さ乗り切れ花苗カンパニュラ


     

ブロッコリーの蕾が大きくなってきました。この寒さに大きくなるなんて感動です。地植えは倍ほどの葉が茂ってますが鉢植えでも蕾みが、、、。一塊に何粒蕾みになるのかな。

冬菜

2013-12-12 08:31:41 | Weblog


客を待つ冬の菜少し摘みながら
冬耕や深めに堀りてくわい畑
冬河原腹這って撮るタンポポを

裸木の影を歩いて根元まで
枯葉踏む遊具の傍の丸き椅子
ミニローリー歌を流して灯油売り





デイリー句会・今日の秀句■
12月18日
●祝恵子
客を待つ冬の菜少し摘みながら★★★★
「冬菜摘み」も日常生活のことだが、「客を待つ」であれば、詩となる。
「いい生活からいい俳句」が生まれる。 (高橋信之先生)



好きな句 (佃 康水様)
客を待つ冬の菜少し摘みながら/祝恵子
冬菜を摘みながら大事なお客様を待っていらっしゃる作者の弾んだ気持ち
が伝わって参ります。まさに「おもてなし」の心です。

山茶花

2013-12-06 12:52:18 | Weblog


冬芽吹く目を凝らして枝見れば
風任せなれど落葉は遠くまで
庭師らは寺に冬苗運び入れ

山茶花の落ちて水鉢数増やす
石蕗の花朱塗りの寺の観音さま
竹馬の並んで園児の遊ぶ声





デイリー句会
●祝恵子
庭師らは寺に冬苗運び入れ★★★★
何の苗か。正月を迎える葉牡丹などであろうか、あるいは苗木か。
庭師が入って寺の庭が年末新たになる。(高橋正子先生)


好きな句 (桑本栄太郎様)
★風任せなれど落葉は遠くまで/祝 恵子
北風の吹く日もあり、日毎に裸木の光景が多くなりました。
3階にあります小生の家のベランダにも、大きなプラタナスの
落葉の訪問を良く受けています。




●祝恵子
竹馬の並んで園児の遊ぶ声★★★★
竹馬で遊ぶ園児らのあどけない声が冬の空気を暖かくしている。(高橋正子先生)




寒い時に咲いている皇帝ダリヤです。下はアブチロン。同じ種類のチロリアン。茨木のお寺の山茶花は、水鉢の周りを漂ってます。隼人うりがまだなっていました。