祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

二学期

2006-08-30 21:43:46 | Weblog
盆踊り各連の名は背なにあり
初秋や子らの忘れし服を干す
横切ってとのさまばった着地する

二学期の早めに始まり子ら登校
猫じゃらし社庭の体操始まれり

みそはぎ

2006-08-23 17:20:17 | Weblog
みそはぎや水遊びする子らのいて
秋雲を背おいて塔の高く建つ
千里の森秋の気配を聞きに行く

プランター稲穂出ており学習の森
おみなえし詩歌の石碑は輝いて
がまの穂の弾けて池の水の中
ひまわりの塔へと向くよいっせいに

千里の万博公園へいく。花の丘へ先に行くが、コスモスの苗が植えられてありまだこれからというところ。昨年は一角にひまわりが咲いていたのに残念と思いながら、森の中を楽しみ、芝生を抜けてしばらく歩くと、チューリップの後地に、みごとにひまわりの群れが咲いていた。皆、太陽の塔に向いていた。

2006-08-20 08:16:26 | Weblog
夏休み合宿の子は今日帰る
蓮高く荷台に揺らし車ゆく
夫送るたびに野ボタン揺らす朝

サーフィンのボード積みゆく連なりて
桃売りの車街角に止めて立つ

空手の合宿より帰ってくる小学生の子は、夏休みも残るところ一週間となった。28日が二学期とのこと、モデル校になってるらしい。来年からこのようになるのかも。よその市は分かりませんが。

盆参り

2006-08-16 11:17:30 | Weblog
鈴虫のケースは玄関宅配便
供物中小さき南瓜色を添え
猫溝に体横たえ秋暑し

いい空と秋空仰ぎ寺参り
通天閣辻辻から見え盆参り
近道を見つけて帰る秋の街

二人で乗り継いで天王寺へお寺参りに行く。いつもは動物園前で降りるのが、恵美須町駅で寺まで5分と書いてある。降りてみると突き当たりが通天閣、交差点の対側に浪速署がある。綺麗に舗装されて両側は店が並ぶ。行きは通天閣、動物園横を通っていき、帰りは寺の正面玄関より、地下鉄恵美須町へは一直線で行けることがわかりました。

秋暑し

2006-08-13 21:04:58 | Weblog
供花見れば胸あふれくる初盆の灯
盆入りの久しき雨となる夕べ
実の無きを確かめ仰ぎ蔓を抜く

秋暑し丸太のシーソーぽつねんと
初秋や旅の本など買うてみる
鈴の音のどの階からか風さやか

知り合いの新盆のお宅へお参りに行く。息子さんを最近突然亡くされて、こちらも辛く切ない。久しぶりに雨が短時間降る。

浜木綿

2006-08-11 20:20:48 | Weblog
晩夏光舟の交信凪の海
浜木綿や崖より水平ながむ朝
とんぼうの浜風うけて流れとぶ

月下美人開きましたよ句会の日
雨ぽつり乾ききったる残暑かな
秋暑し固く絞って畳拭く

咲きました、月下美人が。チヤット句会の時間に。気になる句会と、花が開いていく様も見たいし、二階と下を行ったり来たりの面白い経験をしました。

2006-08-06 19:40:51 | Weblog
パラソルの影の移動に吾もまた
三兄弟腕の浮き輪はみな赤く
幾百の浮き輪カラフル白良浜

前菜の鱧は梅だれ海の宿
至福時露天湯で聞く蝉の声
朝涼し沖の船ゆく千畳敷

8月4・5日 和歌山の白浜へ行く。毎年子らと行く海水浴、今回は子のキャンプと重なり二人だけで出かける。快晴、白砂が美しい白良浜、私は海に足を浸すだけ。焼けそうな砂、裸足の感触、素晴らしい海水浴場です。のんびりと一泊する。