祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

屋上の青田

2011-07-31 07:59:44 | Weblog


七月は屋上菜園歩き会
水遊びしている子らは十一階
新しき待ち合わせ場所夏のビル

新ビルの屋上畑に白い茄子
丸々と屋上に育つスイカ
屋上の青稲しっかり伸びており

  
  

七月の歩き会は大阪梅田のステイションビルの探索です。十一階の風の広場は足元より水が噴き出したり小さな池があつたりで、子供達のはしゃぐ声が上がってます。そこより外階段。十四階は屋上の天空農園。稲が育っています。少し下がった畑にはスイカ、葡萄、茄子と諸々の野菜やお花畑。空はまさに真夏のぎらぎらの太陽、周囲にはまだ高いビル、淀川や飛行場(飛行機が下りて行くのが分かったので、)の方が見えました。
暑くても風があり爽やか。

写真下、屋上の稲、何階だったか銀の時計、金の時計の広場、バス待つときに見上げ時のパラグライダー。

雲の峰

2011-07-21 11:58:35 | Weblog


雲の峰車両は一路東京へ
青々と茶畑の見え富士の見え
裾野残し富士夏雲に隠れゆく

夏菊や遺影を包む満灯篭
お品書き駅弁鱧の炊き込み飯
夏旅の車窓に富士やスカイツリー


  

17,18日九州の妹と姪と総勢四名で東京へ。故人の入院先近くの斎場へ。(東京駅より乗り換えて埼玉の越谷まで1時間)。こぢんまりした家族葬いいものでした。
今回は往復乗り継ぎ駅で下車のみ、写真も車内の富士山とお弁当だけのあわただしい物でした。

緑陰ネット句会

2011-07-19 07:53:18 | Weblog
  

花冠緑陰ネット句会への投句
7/17
合歓の花閉じて河原の夕暮れる
雲突き抜け虹の架け橋淀の川
青田波ホース揺らして水の入る

入選/12句
   ★合歓の花閉じて河原の夕暮れる/祝恵子
     ようやく暮れようとする河原、合歓の花の幻想的な
     雰囲気が感じられます。 (古賀一弘様)



  選句コメント (川名ますみ様)
  青田波ホース揺らして水の入る
   田んぼの水を調える折、青い稲がさやさやとそよぎます。
   その時、水を注ぐホースも揺れているのですね。夏は殊に
   大切な水管理、農家の仕事と田園風景のつながりを、
   活き活きと感じました。

  選句コメント (古賀一弘様)
  合歓の花閉じて河原の夕暮れる
   ようやく暮れようとする河原、合歓の花の幻想的な
   雰囲気が感じられます。
  
  選句 (藤田裕子様)
  合歓の花閉じて河原の夕暮れる





先生の入選や皆様の選と素敵なコメントを頂きましてありがとうございました。東京に不幸があり、出かけましたので、選やコメントが出来ませず申し訳ありませんでした。
鉢のカサブランカとトマト。 



水まく

2011-07-10 19:42:17 | Weblog


水まけば風の生まれて更に撒く
朝目覚むことが楽しみ夏野菜
茎を持ち至福の時よさくらんぼ

ビン揺する梅酒の底の砂糖の揺れ
すいかの皮むいて刻んで酒のあて
笹飾りてるてる坊主を横に添え




我が家の軒下の緑のカーテン、ゴーヤです。
てるてる坊主と七夕飾りは、近くの歯医者さんの写真です。願いの甲斐もなく雨でしたね。


カサブランカ

2011-07-06 22:02:50 | Weblog



真白なる最後に咲きしカサブランカ
水槽の並らびし裏の白紫陽花
夕焼け雲しっかり遊ぶ少年は

まつさきに子は一口にミニトマト
老鶯やまた鳴きだして河川敷
大小の瓜ありがたく頂きぬ



   

百合の花の最後はカサブランカでした。3本あり蕾が計10個はあるでしょうか。楽しみです。
裏の白紫陽花はまだ見事に白を保っております。裏には生まれたてのめだか、二年、三年物の白、黒、朱めだかたちがいます。それにハヤトウリの葉が大きくなってきました。
鉢やプランターでの収穫野菜です。
お隣に苦瓜をあげて、もう一軒先のお宅から瓜を頂く。瓜はお漬け物にしても美味しく好きですが、汁物に入れてもいいですね。

夏椿

2011-07-03 08:24:42 | Weblog


ひまわりはまだ花見せず少女像
麦藁帽手にする像に日の燦々

夏椿地図を広げて四阿を
京風という物を皆で穴子丼


    

京都植物園2
阪急烏丸下車し地下鉄四条から、北山下車、上がればすぐに京都植物園があります。東は比叡山、西は鴨川、北は北山連峰に囲まれて広々とした場所です。
写真下の1番目は温室に咲いていたハイビスカスの原種だそうです。



日傘

2011-07-02 14:06:30 | Weblog


おろしたて日傘とシュウズ京歩き
睦み舞う夏蝶樹木の陰にきえ
蓮は咲き風は芝生を通りすぐ

紫陽花の池面に映る朱や青
日傘さし絵を描く人の目は花に
裸婦像を諸処に配して夏の園


    

6月の歩き会は京都植物園へ。梅雨はお休みのようで、暑くなりました。
温室の玄関にはラフレシアがあります。こちらの泰山木の花は、私たちの目の高さにも咲いています。