祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

オンライン8月(皆既月食)句会8月28日

2007-08-30 18:55:20 | Weblog
オンライン8月(皆既月食)句会8月28日

満月の島は盆あり集いあり
稲の花にわか雨を受けゆれ
月食を仰ぎに土手の暗闇へ
【入選15句】
    ★稲の花にわか雨を受けゆれ/祝恵子
         小さく白い稲の花が、にわか雨を受けて揺れる様子が
         可愛らしく、これから充実の稔りに入る元気な生育を
         思い、うれしくなりますね。(臼井愛代)

島のお盆、まさしく最終日(27日)は満月でした。島で皆既月食を見たいものです。
   

稲の花

2007-08-23 17:56:11 | Weblog
小ぶりなる秋に咲かせて白木蓮
秋蝶の待合室の天井へ
地蔵盆知らせは壁へ交番前

稲の花おかえりなさいと幼声
一晩を鳴り響かせて秋の雷

ベランダの鉢植えの白木蓮の葉が散りだして枯らしたかなと思ってら、蕾が付き花が咲きました。少し小さいですが、、、4こ咲いてます。

盆参り

2007-08-15 18:29:45 | Weblog
乗り換えて待ち合わせする盆参り
供花の束鶏頭の花抱かれて
祭半天掛かる店頭通天閣

鮎料理一品料理の暖簾入る
うだる暑さ境内で取る首のタオル
渋滞を見下ろす街のひまわりは

13日夕方、勤め帰りの主人と待ち合わせて、天王寺のお寺さんへお参りに行く。

やまゆり

2007-08-13 10:51:46 | Weblog
崖の上一人の釣り人晩夏光
山百合の山の傾斜を登り咲く
夾竹桃真中のしきりゴルフ場

雲の峯点々続き赤信号
盆参り近づきつつあり生駒山
盆の卓野菜の馬と牛は立つ

お盆休みが取れないので、11日土曜日に初盆である兄宅へお参りに。お仏壇前の小さな机の一部に胡瓜と茄子が爪楊枝で足をつけてもらい、立っている様子。前者が馬、後者が牛とのこと。仏さまに早く急いできてください、終わればゆっくりお帰りくださいとのこと。皆さんご存じのことでしょうが。
この日はお通夜が入り、兵庫県三田まででかけました。

花火

2007-08-08 18:27:20 | Weblog
朝は主婦今は旅人夏深し
浜風の漂う露天湯浜木綿の宿
夕焼けを待って佇む千畳敷

海水着小魚さがす貝さがす
監視員指令を受けてボード出す
旅の湯へどかんと花火の音のくる

気になることを心に置きながら、前から予約していた和歌山へ2人で行く。

夏野原

2007-08-04 19:01:51 | Weblog
靴脱がす姉の手も小さき夏野原
水桶の置かれ園畑甘藷畑
桃ふあっと香り飛び出す荷の届く

手術すみ八月の空に手を合わす
三日三晩看病の間に梅を干す
ふたつつぼみ従え咲くよ月下美人

妹の家族に突然の病魔、大変なとき、梅も綺麗に干したよと言う。まだ気が抜けない毎日。