祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

冬のラン展

2012-01-30 21:14:52 | Weblog


急ぎいくラン展寒き駅を抜け
肥料やら水やり聞きて冬の花
冬の蘭室内狭しと香りくる


金賞や努力賞あり冬の蘭
線路工事大きな工具春近し
ほらここに蟹の身一片カニ雑炊


  

ちらちらと冷たいものが降る中、守口市のラン展へ行ってきました。バス、モノレール、京阪電車に乗り換えて。

風花

2012-01-27 12:21:40 | Weblog


風花や青空市で花を選る
丈低き苗を求めてクリスマスローズ
風花やデンファレ十本選ぶ市

花下げて斜面上がりて寒の土手
運び去る数本の蕪一輪車
パソコンに音楽ならし冬の部屋


 

  当地では今のところ風花程度の雪が舞うだけです。

毛糸帽

2012-01-25 12:26:24 | Weblog


冬草の雨に揺れてる黄の花も
毛糸帽我が身映してショーウインドウー
新駅に自転車影連れ新年会

福餅をシチューに入れて一人居に
草の群れ水にも群れて鴨動く
冬芽吹きあちこちありて空仰ぐ




気をつけて見ておれば寒い季節にも、けなげに咲いている花たちはあるものですね。
鴨の写真を見て 「一羽のみそっぽむいてる鴨の居て」 瞬間的に見たりしたんでしょうかね。
上の赤と下の青花はセネッティーです。もう1色がじきに咲く頃です。

寒の晴れ

2012-01-21 14:58:48 | Weblog


吾が影を水輪に揺らし冬の鷺
つんと伸び蕾つけてる冬の木よ
飛び石を渡り近づき鴨の群れ

思い切り鴨羽のばし水しぶき
祈る像平和の塔へ寒の晴れ
一言みこと見知らぬ人と寒の土手





検診帰り気持ちよいお天気に、ついバス停5つほど川沿いを歩き、鴨の群れ、青鷺、白鷺、平和公園の少女の像などに会ってきました。平和公園の梅、まだ蕾は固そうです。

どんど

2012-01-15 17:55:34 | Weblog



どんど焼き炎の中にまた炎
ぽんぽんと時には爆ぜてどんど燃ゆ
裸木の幹に添いては煙消ゆ

のどごしを冷たく落ちて小豆粥
境内のもてなしテントの小豆粥
蝋梅の香り浮かせてうえへ上へ





地元の藤森神社のどんど焼きに、橙を外した注連縄持参で行って来ました。

七草

2012-01-10 10:54:18 | Weblog


まず一本清楚に傾ぎ咲く水仙
七草の一草の根っこつまみあげ
寒の入り甥より届く本二冊

缶の温み手に転がして冬の駅
初電車川面あちこち浮かぶ鳥
灯の明かり前へと進み冬星座


    

教師の彼は短編小説を年間何冊だろう 作品として出していて、その度に送ってくれる。
下真ん中と右はアブチロンの種類です。真ん中は通称チロリアン。寒い中咲いてくれています。

フェイスブック句会

2012-01-03 10:12:58 | Weblog


フェイスブック句会
 1月1日~2日

投句
一文字の龍の目立ちて年賀状
破魔矢の鈴鳴らして自転車帰りくる
元旦はいつもの二人暮れゆけり



■新年句会入賞発表■| 俳句■2012年1月3日■
【最優秀2句】
★破魔矢の鈴鳴らして自転車帰りくる/祝 恵子
近くに初詣に出かけたのであろう。破魔矢を買って、鈴をちりちり鳴らし、楽しそうに帰ってくる。
破魔矢の鈴の鳴る音に、正月を過ごす庶民の気持ちがよく出ている。(高橋正子)

【高橋信之先生特選/8句】
★一文字の龍の目立ちて年賀状/祝 恵子
今年は辰年。年賀状も龍があしらわれたものがたくさん届きます。その中でも「龍」一文字が
ひときわ目立つところに、隆々しい今年の勢いを物語ってくれます。
   (高橋秀之)

★破魔矢の鈴鳴らして自転車帰りくる/祝 恵子

【高橋正子先生特選/8句】
★破魔矢の鈴鳴らして自転車帰りくる/祝 恵子

「破魔矢」に選句頂きました河野啓一様、津本ケイ様ありがとうございました。
「年賀状」にうれしいコメントを添えて頂きました高橋秀之様ありがとうございました。
今までにない両先生の特選と最優秀句を頂き、うれしさ一杯です。励みといたします。

お元日

2012-01-02 21:36:21 | Weblog


あけましておめでとうございます

お元日挨拶交わし境内へ
初春や故郷の声島の声
元旦や明日に来る子の話など

子らの来て年賀状を手渡され
輪になって古希祝わわれる二日には
ボール追う冬の夕日の中におり



 

今年もよろしくお願いいたします。
子供達が集まり二日は賑やかに過ごしました。午前中は雨で荒れましたが、夕方には河川敷で一暴れ、子供達は元気です。赤々と夕日が落ちていくまで見ておりました。
祝ってくれた古稀、思ってもいなかったので感激でした。
頂きました子供俳句賞は額に入れて副賞とともに渡しました。うわーどこに掛けようかなと話しておりました。