祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

山椿

2007-02-26 23:39:18 | Weblog
樹よりも負けずに高く山椿
三分のケーブル上がる春山に
山上に宮あり灯籠春参道

回り道段の多さよ春の山
通せんぼ奥の白梅近づけず
登りゆけば太鼓の響き春の森

京阪電車で、石清水八幡宮へ
八幡市駅より男山ケーブルに乗り3分で終点。歩いて15分位で重要文化財の石清水八幡宮の境内へ着く。八幡宮は改装中でした。展望台からは京都の三川の合流地(桂川・宇治川・木津川)、天王山などみえる。桜の木も多いようで、又行きたいものです。お天気も良く、帰りは石段を下りていこうとしましたが30分はかかると聞き、引き返し、ケーブルで降りました。

春の鴨

2007-02-23 16:54:04 | Weblog
春厨友の手打ちの麺茹でる
球根の芽それぞれの高さをもち
一勢に前進草上の春の鴨

苔石の段を上りて春の寺
空見れば辛夷膨らむ寺の縁
ゲートボール今お昼時梅香る

麺とは、詳しくは友達のご主人様の手打ちの麺。本格的で、茹で方まで印刷して、お名前の後に亭まではいり、讃岐うどん研究会員と書かれてあります。美味しくいただきました。ご趣味が多く、焼き物(陶器)、習字、今は将棋にこってらっしゃる様子です。

土筆

2007-02-20 16:56:49 | Weblog
もう一雨降れば伸びるか土筆待つ
雲巻いてやわらな春を見せており
春の土手途中途中で話し込む

陽気さに誘われ土手の初土筆
揚げひばりふさぎし心地振り払う
ざる数個干しある家よ春うらら

暖かさに土手の土筆は顔を出しているかなと、出かけてみる。少ないですが出てはいましたが、焼けたような黒いあたま、土手を焼いたのかと思える黒さで、かたい。最初のでだしはこんなものだったかな~。

オンライン2月句会投句 2007年2月18日
.これよりは大阪春橋風光る
.お迎えの声と児の声春の園
.豌豆の蔓は伸びつつ風をまつ


バレンタインデー

2007-02-17 11:32:04 | Weblog
じいちゃんにビールも添えてバレンタインデー
古草を除けば伸びる芽チューリップ
春の日の満ちて窓辺の心地よさ

トラックの屋根両開き春荷着く
石灯籠覆うように枝垂る梅
寒返る斎場までの行き帰り

お世話になった方のお身内のご不幸、通夜が嵐の日、帰って春一番と知る。告別式に続く初七日、悲しさと寒さが身にしみました。尼崎にて。

馬酔木

2007-02-12 21:17:35 | Weblog
飛び石を渡り先にと梅の香へ
子供らと行き交う飛び石梅見客
火鉢置かる梅花の下の緋毛氈

竹林の囲いは奥に赤白梅
馬酔木咲く滝音近く高くなり
やぶ椿一つとなりて滝の音
満作やぶらり歩けば見つけたり

万博公園へ
一人でぶらっと歩く。梅林は振替休日のために大勢の人です。蕾もありますが、花も綺麗です。
日本庭園の梅林へも寄るが、種類は少なくまだ蕾が多い。馬酔木も咲きだしている。庭園の滝も小さいが4つあり春の光がさしていた。まんさくがこちらでは珍しくみられます。

水鳥

2007-02-01 19:32:12 | Weblog
越冬する野鳥の絵あり看板に
木に掛かる手作り凧は風のまま
投げし餌を見事に受けてみやこどり

ジャンバーの二人はしゃぎて追いかけっこ
昆陽池の騒ぐ水鳥白や黒
待ち合わす児は園児服寒の晴れ
冬りんご密入り赤を児のもとへ

伊丹の昆陽池へ
姉からの孫への入学と入園祝をあずかっていたのを渡しに伊丹へ。幼稚園から直接迎えに来てくれて、可愛い園児服のままの娘と、もう一人は暴れん坊です。
帰りに一人で昆陽池に行くつもりが、皆で行くことになりました。白鳥もかなりいます。そのうちの数羽は渡っていくのでしょうか。