祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

寒椿

2007-01-30 00:28:26 | Weblog
寒梅や歓声聞こゆ女子マラソン
藪椿集まる猫の三・四匹
極楽橋渡りて城へ梅早し

歓声の中に吾いて冬マラソン
水面影揺らして冬の水上バス
冬噴水辺りを揺るがすライブ音

1月28日大阪国際女子マラソンを大阪城で応援
28キロ地点で応援、待つ間はヘリが旋回することで、選手達が近づいて来ているのが分かる。渋井選手と原選手がせって走り抜けていった。次々と選手達が目の前を走り抜けていく。
大阪城の梅林は、白梅紅梅早い樹は何本か満開の樹が有りました。


2007-01-27 22:43:33 | Weblog
とろろこぶ入れて蕪の即席漬け
目の抜けし鬼面豆ごと求めくる
寒見舞見たと友の返し文

冬河原鬼は子供にはいタッチ
冬月の頭上にありて見えかくれ
軽石で胼われしそうなかかと研ぐ

親子で遊ぶ河川敷、鬼ごっこにもその家族のルールがあるらしい。親鬼は面白く優しく追いかけて子供にタッチしていた。

寒椿

2007-01-23 22:50:41 | Weblog
屋根よりも高く香の煙寒の寺
手袋をはずし御札をいただきぬ
一願地蔵一杓水かけ冬詣

観音像ひっそり背後に実南天
骨董店素焼きに楚々と寒椿
足首を回して一月歩き会

歩き会で門戸厄神へ

枇杷の花

2007-01-19 22:15:22 | Weblog
立ち退きの住宅庭に枇杷の花
一つ二つ白梅開く上り坂
南天の実古墳の丘抜け黄金像

けちらして犬走り来る枯葉道
蝋梅咲く鐘楼の紐見えており
地蔵さまもう開く頃水仙花

病院の待ち時間に(時間があれば)ふらりと散策をします。古墳の碑が有り、雑木林を抜けると古墳の名前の付いたお寺さんがあります。常にお花が植えてあり好きなコースです。裏道で近道でもあり、少々雑木林を抜けるときは緊張しますが。今回は犬が駆け下りてきた時は、はっとしましたが、飼い主さんも駆けてきました。

寒の内

2007-01-16 21:08:18 | Weblog
法要
冬座敷読経は香りと共に聞く
寒菊や先祖の話加わりて
寒の内法要の顔集まれり

候文はがきで届く寒見舞
幼眠る毛糸帽子の房揺れる

昨日、寒中見舞いを戴いた。その方は2年ほど前に奥様を亡くされた方で、私どもへのお悔やみと、ご自分の近況が筆字の候(そうろう)文で、はがきにきっちりとしたためてあります。とても几帳面な方だなと感じ入りました。

飾り

2007-01-09 14:54:55 | Weblog
ビル内の大き飾りに振り返る
風荒ぶマフラー掛けらる乳母車
蝋梅の香り路地より抜けてこよ

七草を頼めば粥の袋入り
書いてます寒中見舞い添え書きし
年男いのしし居ました孫一人

買い物好きな人に七草も頼んだら、2軒まわったが売り切れで、店の人が七草入り粥を見せてくれたので、買ってきたと渡される。粥と乾燥し切り刻んだ草が添えてある。どう見ても一色に見えて種類は分からない。一袋を分けて戴いた。物足りない。やはり水に浮かせて刻んで、おかゆさんに入れての無病息災食ですよね。

新年句会

2007-01-07 12:20:39 | Weblog
1月6日神戸オフ新年句会
投句
時雨やめば六甲山の濃くせまる
焼酎を背なに納めて初句会
初春や着物のタトウ紙あけてみる
六日には友と来ました句座の席
初春や島の子結納済ませ来る

お世話頂きました皆様、楽しい句会を有難うございました。

二日

2007-01-04 12:44:40 | Weblog
二日
三家族つどいてお重の箸袋
冬厨娘二人の笑い声
親子して将棋指しおりお正月
紙ひこうき二日の子らの残しゆく
指切て血を見て泣いてお正月
正月花廊下の隅へ移動させ

三日
生駒見あぐ裾にきており三日かな
数の子の味つけ少し兄宅へ
三日には写真の遺影の前に座す
形見分け三日に寄れば渡される
吊す服姉の香ほのか年明くる

モノレールの高さにあがる正月の凧

二日。娘、息子の家族が集まる。日を会わせたようだ。子供達四人、外は雨模様、家の中は賑やかです。絵描きもいれば将棋、切り絵、お店屋さん、占い師、諸々お相手させられます。帰る前に下の子は鋏で自らの指も切りました。学習していくんでしょう。

三日。近鉄瓢箪山の兄宅へ。四十九日まではお骨や灯籠が座敷に飾られている。儀式が済めばお母さんの家だと、立派な御仏壇も置かれていました。いろんな義姉の思い出話がでました。

元旦

2007-01-01 20:06:53 | Weblog
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願い致します

元旦や小鳥は日の出連れてくる
飛機雲の一直線に初詣 
御神酒を含む夫あり初詣

破魔矢りんりんと鳴らして土手上る
枯れ芝に座す娘に燦々日の光り
対岸より我が町我が家冬の土手

お元日二人で渡る橋二つ
渡り初めだと笑い箱へ百円橋
明日からは賑やかになるお正月  

初詣に地元の神社へ、自転車を連ねていく。いいお日和なので、淀川の土手に上がる。破魔矢や御札、お守りも自転車に乗せたままなので、土手道へ押して上がるとき破魔矢の鈴が鳴った。
久しぶりに鳥飼大橋から仁和寺大橋まで一回りしょうという事になる。止まり止まり走るので一時間半かかった。仁和寺大橋は車が100円、自転車は10円也。通称100円橋です。いいお天気だったのに、帰りは曇ってしまいましたが、いい運動になりました。