秋桜

鉄塔の見えて揺るるよ秋桜
コスモスの影を映して花びらに

連れだってコスモスロードカメラマン
煙立つ田んぼ目指して苅田へと

苅田あともみ殻燃やす筒のあり
冬瓜をまとめて数個田に残し

　　

高槻市のコスモス田へ自転車で出かけました。

金木犀

金木犀職人の刈り込む影
金木犀マスク外して香り追う

秋夕焼け橋を渡ればツインビル
大南瓜デンと置かれる境内に

ぬくもりの伝わる餅よ秋祭り
十月や金婚式は済みました

　

ご近所さんより秋祭りのお餅をいただき、美味しくよばれました。
秋祭りは、コロナの影響で、神社へのねりこみ、夜店はなし、となりました。

大南瓜で思い出しました。昨年の今ごろ、枚方パークでハロイン祭りで
巨大南瓜から面白い型の南瓜などごろごろと展示してありましたが、
さて今年はどんな趣向がしてあるのかなぁ。


　

秋深む

夕暮れて落ちゆく秋雲のうるわし
手にもちしハガキポストへ秋深む

稲刈りから昭和に戻る友と居る
転居せし娘寄り来て秋日和

また一人転けて骨折秋寒し
間引きたる野菜に秋日たっぷりと

　

中学からの友人は、大方の子は田植えや稲刈り経験者。
話は自然と昭和の時代へと戻りますね。

いわし雲

新米炊く届きしばかりの炊飯器
彼岸花手折る人あり雨あがる

ひとりごと言っては笑いいわし雲
秋雨やみ広がる空にモノレール

丸窓に秋風取り込むビルのあり
畦道の飾りレースの曼殊沙華

稲刈る

稲刈られ新築家の完成す
稲すずめ騒いでいます友を呼び

雨粒を付けし並木に曼殊沙華
休耕田トンボすいすい飛び交わす

見あぐれば竹に上りてくずの花
鳥居見え鈴振る人の秋の朝