祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

花カイドウ

2010-03-31 11:34:55 | Weblog



花カイドウ親子でしりとり遊びする
桜咲く友と出会いし並木道
春休み子らはキャリーバック持ち

咲はじめしは黄色なりチューリップ
ラッパ水仙千里の風は心地よく
花ミモザ吊しておいて風にあて

山桜

2010-03-29 22:11:31 | Weblog


春鳥に誘われ森の小道入る
春鳥の声追えば森の足湯へと
ポピー咲く小雨に彩のゆれる丘

いままさに森に巣箱は付けられて
土佐水木水辺にありて淡き黄を
青麦の二三列あり観察の森



28日千里万博公園へ行ってきました。三分咲だそうです。結構咲いている樹もありましたが。ガレージセールや陶器市も行われているようでした。チューリップは黄色が咲き始めています。

茎立

2010-03-27 23:37:13 | Weblog


寄せ植えの中の茎立蕾付け
エリカの花聞かれて花名教えおり
うどの皮野菜を足して味噌炒め

早ばやとさくら祭の立て看板
三分咲き桜の下は滑り台
春の鴨私も帰省できるかも



木蓮もそろそろお終わりでしょうか。今年は可愛いスノーフレークが増えました。


春の雨

2010-03-24 13:26:17 | Weblog


木屋町の花咲く路地より歌舞練場
春の雨花びら落とす鳥のいて
寺地蔵手向ける一輪黄水仙

錦市場春は目につく京野菜
席に着く桜を飾るレストラン
三月は京路を巡る歩き会



歩き会は雨のため伏見行きは変更になり、京都市内を歩くことになりました。阪急河原町からすぐの木屋町筋にはいると桜が所々咲いていたのです。高瀬川沿いですので、とても綺麗です。近くに数年前にきたお寺、瑞泉寺があり(秀次公の一族の墓)お寄りしてきました。梅、白木蓮、椿、ラッパ水仙、など手入れが行き届いてました。子の地蔵さまなのか一輪の黄水仙が置かれており、一族の最後を思えば悲しいですね。途中には土佐藩邸跡の石碑もあります。

春分の日

2010-03-22 18:10:03 | Weblog


お中日今日も溢れる人の中
沈丁花賑わい知らぬように咲き
初桜貝彫りの干支露店台

雪柳人行く先に観音像
和太鼓も露店の品よ春彼岸

夫の旅郷里(くに)の顔ぶれ春分の日



主人が旅行のため、一人で一心寺さんへお参りしてくる。いつものように四天王寺さんへもお参りして露店を見て回る。大きな貝に干支が彫ってあるのが目につく。二つ程足らぬのは売れたのかも。
一心寺の塔。こちらの桜はまだ蕾、ちょっと写っている藤棚、藤は大きな芽を付けていました。

河原鶸

2010-03-20 21:49:12 | Weblog
         

河原鶸釣り人一人影揺らし
群れの来て次ぎ次ぎ春鳥着水す
蒲公英や周りの草花咲き出す

鶯鳴く立ち止まりては探す藪
あの白き花は家並みの白木蓮
桜蕾む家の小さき鉢植えに



今日は暖かく淀川の川面まで行ってみました。釣り人がいて長閑な昼間でした。藪では鶯が上手に鳴いていましたし、まだ鴨は渡る前なのか、残る鴨なのか沢山います。草花も咲き出しました。河川敷では子供達のサッカーや野球の練習が行われていました。
鳴き声で気づきました。雀かなと思っていたのですが、河原鶸のようです。

花ミモザ

2010-03-18 21:27:11 | Weblog
荷の中は春よ春よと詰められて
花ミモザ始めに取り出す鮮やかさ



荷の中の花のミモザを水に挿す
花ミモザドライにしてもと文にあり
手作りのいかなご彼女の家の味

独活刻み酢ぬたの用意しておりぬ
犬ふぐり傾斜をのぼり空となる

  

今日は幸せな一日でした。友からの春が沢山届いたのです

雲雀

2010-03-18 10:38:17 | Weblog
雲雀揚がる今朝も野に来て遊びおり
すくすくと伸びて雨後のつくしんぼ



チューリップ新築移転の保育園
医療室窓辺に枝垂れシンビジューム

さくら談義しながら帰る桜通り
ほがらかに雲雀は声を弾ませる


桜餅

2010-03-15 09:14:27 | Weblog


壺の花飾る中の黄チューリップ
桜草どの色も咲く濃ゆく咲く
蕾みだす日に当てており君子蘭

桜餅あります桜の造花添え
大仏と一緒にいますと春便り
春の荷は旅行の匂い連れて着く



福岡の妹から友人達と箱根・鎌倉旅行中で、雪・富士山・大仏様・お寺、湘南海岸など話してくれた。嬉しいお土産もすぐ届きました。
数年前、法事の帰りに一人、湘南の方へ寄り道した時のことを思い出しました。

諸葛菜

2010-03-10 22:25:21 | Weblog


スノードロップ一つ目の花の初々しい
咲いてますよメールの花は諸葛菜
つくづくし手紙の中に貼り付けて

君子蘭まずは一つの鉢蕾む
吾が庭のように出かけて摘む土筆
三月に届く扇の嬉しくて

  


■2010年月間賞/高橋正子先生選
2010-01-31 17:43:51 | 月間賞
●2月
 ○最優秀/2句
   ★春鳥の飛び去り棒の揺れるのみ/祝恵子
      たとえば、畑に突っ立っている棒に、鳥が飛んで来て
      止まり、辺りを見たり、鳴いたりして、飛び去る。
      飛び去るときのはずみで棒が揺れる。春になると特に
      小さな生き物がいきいきと動き始める。春らしい景色。
        (高橋正子)

花冠の2月月間賞の賞品を頂きました。信之先生、正子先生、ありがとうございました。とてもうれしいです。