れんげそう

　　

　

大方は鋤きこまれおり蓮華草
葱坊主薄皮かぶり弾けそう

こぎ走る公園の藤花下がる
佇みて牡丹の庭を見て飽きぬ

種抜きし草笛一人鳴らしみる
誰も居ぬ河原で草笛吹き歩く

　　　　　

蓮華草も鋤きこまれ、すぐに水が入り田植えの時期となったようです。

チューリップ

　
　



客来れば影も揺れおりチューリップ
児の可愛いメダカを指で追っており

春の客持参の馳走食卓へ
春の居間児が遊びおりキューピーさん

春風や児が運び来る賑わいを

　　　

親戚の子達が、遊びに来てくれました。２歳６カ月になった女の子、何をしても可愛い！沢山のお土産、ごちそうさまでした。

桜の通り抜け

通りぬけ貨幣セットの売られおり
はいチーズ言ってる異国語花の下

一本の新種の桜増えて白
揺れ下がる句のあり花の散る樹あり

遊覧船花屑ゆらしゆらしゆく
大川に桜と城と電車見え


　　　

造幣局の桜の通り抜けへ。

京都の桜

子供らも枝垂れ桜を足早に
苔つきし桜の木の葉柔らかに

朽き木の枝枝伸ばし花咲かす
花吹雪屋台の上に流れゆく

ご神木楠触れし春の旅
花見上げ青空欲しいと聞こえ来る

　

４月の歩き会で、久しぶりの参加。京都平野神社。さくら満開です。

桜咲く陶器市

ポピー咲く池など眺め目指す丘
丘の上花を背にして一めぐり

それぞれにチューリップと名札は並ぶ
桜ふぶく陶器市には国なまり

花びらの張りつくテントの皿や鉢
満開の桜の中より塔の見え




　　　

　

万博公園へ。　
　　

チューリップ

丹精に守られ地区のチューリップ
見るたびに桜の花は満開に

頂きしフアイルで探す春の季語
子らの声聞こえ来る方ミモザ咲く

春の菜の実をつけくれしものを抜く
自転車で回れば蓮華咲くを見る

　　　　　

自転車で通るたびに桜の蕾を見る楽しさがあり、チューリップまで咲きとてもきれいです。
同窓会の時に、友人から俳句の新聞の切り抜きをミニフアイルしたのを頂きました。時々開けてみています。

大阪城の桜

春雨や城は輝く石垣に
花の城ホール近くはライブ客

春の濠池面の樹の影濃く薄く
御座船は城を見あぐる春の濠

乗客の顔見えて来るさくら舟
見下ろせば渡舟に並ぶ桜客



　　　　

友人の書道展へ天満橋のホールへ行った帰り、大阪城へ雨の中二人で歩いてみました。
大阪城ホールでは、韓国のグループ歌手の公演があるそうで、多くの若者が集まっていました。

鳥飼基地公園のさくら

ひかり号車体輝き四月入る
自転車を押して花のトンネルくぐる

すでにさくら落とす先客の鳥あり
ステップで花のトンネル駆けゆける

測量士花菜の土手に入りおり
釣り人も桜背にして竿をさす



新幹線鳥飼基地公園。さくらは3分～５分咲き位でしょうか。展示中のひかり号と、機関車が新しくなったように、ぴかぴかになっていました。
新しい看板もあります。現在の車体は前から見たらスマートになりましたね。

初ツバメ

咲き出せば一度に開く鉢椿
雪柳吾を見上げては眠る猫

採りほうだい広がる土手のつくつくし
春の路地花屋の車通りゆく

菜の花や新幹線音響きゆく
初ツバメ会えて嬉しや土手歩き

　

　　　　

鉢植えの椿が咲きだして２０個が開きだしました。去年失敗の挿し木またやってみます。
土筆はもう終わりのようです。卵なしのおかか入りのつくしです。