祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

冬紅葉

2006-11-29 21:57:27 | Weblog
冬紅葉窓に飾ざらる干支瓦
薪積む大き寺門を出し場所
湯豆腐の店は行列嵯峨野坂

冬紅葉音無く落ちる苔の上
青苔に屈みて落葉の彩ながむ
石塔に冬の紅葉の影きらり

寺門に大根の白に値札あり
京土産酢茎の漬け物一袋

歩き会 京都 清涼寺、宝筐院へ

大根

2006-11-27 22:48:54 | Weblog
幾たびも冬セキレイに会う川辺
おでん食ぶ足漕ぎ怪獣船着き場
冬日さす児はこだわりてランドセル

作り替えし眼鏡光りて冬の窓
大根の姿はなくて茎ばかり
束ねられ大根の茎今朝のごみ

水色のランドセルが欲しいという女の子。売り場に行けば有りました。そういえば2年前も長女の子も赤色では無かったような気がする。形や色も変われば変わるもの。今度はランドセルの中の色をあれこれと思案、母と子で何回もやりとり、やっと落ち着き家に帰り、うれしくてまた背負う子。
この子らの親は市からの支給のランドセルでした。現在も赤と青の布のランドセルのようです。近くの子らのランドセル姿を見ていたので、カラフルな色には驚きです。


黄葉

2006-11-24 15:03:31 | Weblog
夫の座す紅葉の池の映る椅子
山茶花の高きに咲いていて散りぬ
黄葉の欅と空を振り返る

子の拾う虫食い落葉に立ち止まる
飛び立つ鴨水輪くずして羽ばたけり
顔を打つ枯葉にはっと立ち止まり

枯蓮

2006-11-22 23:45:28 | Weblog
りんご箱開けて数個を机上へと
指で裂く鰯の骨は唐揚げに

万博公園
紅葉の水面を乱し鳥のゆく
色づける葉の中にあり冬ざくら
枯蓮の中に迷いて鳥番

兄の叙勲祝へ
冬うらら叙勲の兄の地生駒裾

今月は出ることが多く、義兄の叙勲祝が遅くなり21日主人が休みなので、
朝から瓢箪山へいく。義姉の病気が重く、気になります。

22日紅葉を見に行こうと万博へ行く。(連休です)二人で行ったのは
桜見物以来。足湯が出来たとのことで楽しみに行ったが、日本庭園を先に
散策して、最後にまわったものだから終わりになってました。残念。
足が不自由になって来た今も、働いてくれる主人に感謝。




冬の旅

2006-11-21 00:17:13 | Weblog
明けやらぬ始発バス待つ冬の旅
明けてゆく桜紅葉の華やぐ駅
雪かぶる山を見つめて旅の窓

冬鳥の一瞬に去るひかり号
東京の冬川に浮く多種の船
冬の夜は一人となりて宿探し
山茶花の白きを雨がうちつづけ

冬の句座

2006-11-20 23:39:39 | Weblog
   俳句フェステバルin東京
 11月18日隅田川吟行クルーズ投句
幼子の飛機を指さし冬日和
ビル上より冬日寄りくる隅田川
降りる客乗りくる客あり冬の旅
佃大橋大阪の話など冬クルーズ
香り葉をなどれど句は出ず冬の句座

 11月19日 芭蕉記念館にて投句
冬の句座両国よりの舟のゆれ
冠雪の富士見れば旅にくいなし

皆様お世話になり有難うございました。

山茶花

2006-11-14 21:10:54 | Weblog
山茶花の咲く湯の宿へ立ち寄りぬ
湯の里の川はゆったり冬初め
一カ所の紅葉は池を明るくし

鶴鳴くや静もる園の夕暮れに
冬麗ら名園よりの城仰ぐ
冬桜一本の木の寂しくて

茶屋の灯のともれば変わる冬の庭
添乗員時間厳守と暮早し
柿たわわ色に惹かれて庭の奥

スーパーのご招待のバス旅行で岡山に行く。後楽園は一度は行きたいと思っていた所でなので、嬉しい旅でした。あちこちで山柿や民家の庭先の柿の色に惹かれます。
後楽園内に丹頂鶴が5,6羽居たのには驚きました。
大阪からは3時間足らずで行けるのですね。

冬日

2006-11-11 19:32:43 | Weblog
鳥飼茄子丸々と秋の農業祭
人参の葉つき三本束ねられ
傘差してテント覗きて暮れの秋


ボタン付け冬日の届く窓に寄り
糸通し冬灯に近くちかくゆき
畝ごとの白菜やわく巻きはじむ

市の農業祭へ行く。生憎の雨の中、同好会の菊展示がされている、地の鳥飼茄子が盛り売りされていたり、人参も葉つきのまま藁で括られている。農協の方、農家の方は杵臼による餅つき、きな粉餅やぜんざいの販売。注連縄つくりも教えられたりしている。地方からは蟹や鮭、果物、その他諸々売られている。栃の実入りの餅も(ここのは器械で蒸されて丸めるのは女性陣、)栃の実も置かれていて、説明を受ける。美味しく食べるまでにはあく抜き等時間がかかる様子。

今朝、小降りの中、チューリップの球根を50個植える。皆プランターか鉢植です。球根用に準備していたもの以外は、いつものように空いた場所に植えておく。おもわぬところから芽を出して面白いです。

農業祭の参加賞?にガラガラくじを引くと白玉が出た。これが又チューリップの球根でした。