春の縁日

雛さまや大黒さまいて縁日に
石舞台四天王寺の風は春

線香の煙をもらい春の寺
故郷の物産広げ春境内

合格の報告お礼門を入る
白梅の開く一隅囲われて



　　　

孫の合格の報告とお礼に先日お願いした順にお参りをする。一心寺、四天王寺の元三大師堂、安居神社へ。２１日は四天王寺の大師会で、
境内は縁日で賑わっておりました。

枝垂れ梅

東屋を抜けて枝垂れの梅の下
近寄りて近寄りてまた梅を撮る

しぶき受け春の公園巡りゆく
紅梅の香り楽しみ石碑の句

水鉢に椿の多くを浮かばせて
探梅や能勢街道を通りゆく




水月公園（池田市鉢塚３丁目）へ。早春の寒梅は紅白枝垂れを入れて２５０本とのことでしたが、枝の切り込みすぎみたいで、
枝垂れ以外はツンツン枝が伸びてなく、花もまばらでした。斎芳亭（中国の古典的建築物）があります、大阪みどりの百選の公園です。
裸木の面白いのが気になり、調べてみたら、シダレエンジュといい中国原産のマメ科の樹とのこと。二カ所の池には高く噴水が上がり、
上の池には釣り堀となり数人の釣り人がいました。

薄氷

薄氷やバケツのヒシャク持てば割れ
沈みゆく日を見送りて春の橋

義士の名の刻まれており春社
バレンタイン孫の手作り持参する

春の鳥尾をひくひくと切り株に
探梅やみどりの百選川沿いへ




今年も孫娘は頑張ってチョコ入り菓子を作って主人に届けてくれました。

余寒

春寒し大鉢二鉢花枯らす
後ろ姿出かける夫の余寒かな

つんつんと伸びる枝先梅の花
貸出の本広げおり春電車

吾が影の伸びて春田の葉の上へ
次々と咲きだす椿色それぞれ

　

先日の寒さで上の写真セネッティ二鉢が枯れてしまいました。まだ楽しめると思っていましたので残念です。他の花たちはぐったりしていましたが、復活しています。

立春ネット句会

立春ネット句会
2016-02-04 15:58:22投句

★春立つや川の光の流れゆく
★たんぽぽの咲き初めしを座して見る
★大鉢に椿をどんと活ける店

■入賞発表/2016年2月4日１３名３９句
【金賞】
★大鉢に椿をどんと活ける店
椿は、瓶や大鉢に惜しみなく、どんと活けるのが似合う。春が店頭に
惜しみなくある。いかにも清潔で活気ある店のたたずまいが想像で
きる。たっぷりとした椿が春を告げている。（高橋正子）

【高橋信之先生特選/８句】
★たんぽぽの咲き初めしを座して見る
ふと気づいた咲初めの路傍のたんぽぽに、思わず足を止め座り込んで
見ている様子が目に浮かびます。(高橋秀之)

★大鉢に椿をどんと活ける店
春を迎えてのいい句だ。他に言葉を付け加え無くてよい。（高橋信之）

【高橋正子先生特選/８句】
★春立つや川の光の流れゆく
小川のせせらぎが春の陽光にきらきらと輝いて流れてゆく心愉しい景。
童謡「春の小川」を想い出します。（河野啓一）

★大鉢に椿をどんと活ける店

■互選高点句
●最高点(７点)
★春立つや川の光の流れゆく

「春立つや」に選句戴きました 小口泰與様、。高橋秀之様。河野啓一様。満天星様。古田敬二様。柳原美知子様。
「椿」に選句戴きました古田敬二様。ありがとうございました。
信之先生、正子先生、とても嬉しいです。すばらしい句評やコメントに感謝です。
コメントを添えて頂きました高橋秀之様、河野啓一様ありがとうございました。

頂きました賞品の正子先生の句入りはがきと和紙の友禅シールです。切手の梅もお心使い嬉しい限りです。ありがとうございました。

竹の秋

広き空求めて凧は高くあり
見あぐれば辛夷の蕾雲にあり

桃割れという椿の幹より鳥の散る
婆の木という椿の名に苦笑する

梅の園巡りて向かう水車小屋
竹の秋さらさら水の流れゆく

　　　　　

万博の雪祭り

雪降らす機動き出す春広場
雪だるま子らは次々触れに来る

人参の鼻がふえてる雪だるま
春浅し広場の子らは雪遊び

春の昼広場は雪を降らせおり
こわごわと雪の一歩よ春寒し




　　
、
昨年は兵庫県の宍粟市よりの雪を運んできたのが、行く前に調べてみ見たら、今年は積もらなかったみたいで、人工降雪機で作るとのことでしたので、楽しみで、みてきました。

大阪国際女子マラソン

ワクワクす先導車来る冬マラソン
一月逝くマラソンランナーの息遣い

寒晴れや女子マラソンの大阪城
毛糸帽ツンツン伸びる枝の下

ビル影の川面崩れて冬景色
寒紅梅高きビル街透けて見ゆ



大阪城へ。福士加代子さんが優勝しましたね。梅園の見頃には少し早かったようです。帽子に乗つたインコがいました。