朝顔

涼新た川舟の音聞こえ来る
裏道は千歩でスーパー秋の雨
雨粒をのせて朝顔ふるえおり

秋初めツクツクボウシの声新た
次々と顔出し開く玉すだれ
鷺草の風を起こせば飛びそうに

写真、朝顔と大きくなったカマキリ。他にもモロヘイヤにはバッタがいます。
雨蛙は姿を見せなくなりました。

秋めく

一週間見ぬ間に稲穂出揃いぬ
星一つ空に瞬き地蔵盆
手に二つもらい初物なつめの実

艶のあるもぎたてなつめ初味見
さるすべり並木の中の白い花
プログラム持って子ら待つ盆祭

耳石の話医師より秋診療
CTの静かな音よ秋初め
おぼつかぬ足で散歩す秋めく日

夏ばての一種かな～。めまい、頭痛、吐き気で一週間たちました。今日、近所を歩いてみました。バスで孫達の盆踊りの団地の公園にも行ってみました。体調も戻りつつあります。

盂蘭盆(満月)ネット句会投句

盂蘭盆(満月)ネット句会投句８／１5
盂蘭盆会島の話に相づちを
野菜苗耕し植えて終戦日
秋暑し生駒の峯を覆う雲

【高橋信之特選】
　　　★盂蘭盆会島の話に相づちを/祝恵子
　　　　　「相づちを」下五に置き、作者の語らんとする心は、
　　　　　読み手に伝わってくる。言葉少ないが「島の話」が暖かい。
　　　　　（高橋信之）

選句 (甲斐ひさこ様)
盂蘭盆会島の話に相づちを

選句 (大西　博様)
盂蘭盆会島の話に相槌ちを



写真はふうせん唐綿。縦に割れて綿と種が飛び出してきました。ゆらゆらと飛んでいきます。右下の方に綿と種があります。

蝉

蝉一つ参道ゆけば落ちる音
線香の煙くぐりてのうぜん花
参道坂秋胡瓜苗求め来る

下車すれば入道雲と生駒山
広告紙いづれも同じ盆の文字
網戸より蔓のぼる花朝の窓

１３日、自宅近くの１軒のお宅にお盆のお参りして、自転車、モノレール、京阪線、JR環状線、近鉄線と乗り換えて、生駒山近くの瓢箪山にお参りに。車では４０分、電車では２時間少々掛かります。
１４日、一心寺、四天王寺にお参りに行ってきました。

秋初め

店頭の花火の並ぶアーケード
夏の果兄の退院聞きうれし
提灯の明かり屋上盆踊り

屋上に車椅子見え盆おどり
秋初め一束の花安らぎて
束の中トルコキキョウの濃き紫

先日の雷雨に濡れ、携帯電話が使えなくなった。メールアドレスなど手帳に控えて無くて大変なことになる。親戚の娘と相談して買ってはきたが使い慣れないでいる。
今日は花を選んで束にして貰い少し贅沢な気分になっています。

向日葵

千畳敷海へと蜻蛉離れゆく
向日葵の地を這うように活けてあり
数千の浮き輪の色の白良浜

潮騒や夏の夕暮れ地平線
凍らせて麦茶持ちゆく旅先へ
どの宿も浜木綿咲きて浜近し

パラソルを返して浜の夕暮れる
炎天下一番ホーム連結す

白浜へ１泊してきました。写真は上手く撮れてないですが、このような活け方もあるんだなと感心した宿の向日葵です。

黄金虫

庭の蝉数年先は廃校に
もろへいや摘めば葉っぱに黄金虫
飛機音も蜻蛉も空へ河川敷

我が家の収穫もこれで最後。