側溝に植えある菖蒲芽ぐんと伸び
春灯しペットの写真に見下ろされ
種鉢の何やら新芽出ておりぬ
どこまでも高く揚がりて鳴くひばり
夕暮れて雲雀の声はまだつづく
雲雀が揚がるのを見ていたら、雲に隠れてみえなくなる。それも鳴きながら、結構な高さ、どうして高かく揚がるのだろう。餌があるわけもないだろうし。そのまま上にです。又降りてくるのも急直かで驚きです。おもしろい。
春灯しペットの写真に見下ろされ
種鉢の何やら新芽出ておりぬ
どこまでも高く揚がりて鳴くひばり
夕暮れて雲雀の声はまだつづく
雲雀が揚がるのを見ていたら、雲に隠れてみえなくなる。それも鳴きながら、結構な高さ、どうして高かく揚がるのだろう。餌があるわけもないだろうし。そのまま上にです。又降りてくるのも急直かで驚きです。おもしろい。
ずんずんと高く高く揚って鳴く雲雀
自然のおおらかさを感じます。
「まだつづく」に作者の雲雀を聞き続けた時間の長さを感じます。
側溝に植えてある菖蒲の芽も春の陽射しと程よい雨に、日増しに伸びが見える。菖蒲の勢いを感じます。
高く揚がるひばりが、見える自然が懐かしい。
春の深まりとともに菖蒲の芽も伸びてきました。
「ぐんと」が真直ぐに尖った菖蒲の芽らしい表現と思います。
志賀たいじさま、黒谷光子さま、「菖蒲芽」の句へのコメント有難うございます。見過ごしそうな所にありますが、咲くのを待っております。
どんな花の芽が出てきたのかと思う作者のわくわくするような気持ちが伝わってくるようで、楽しい御句と存じます。
なんともさらりと、好きな句です。