祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

晩春

2010-04-28 22:08:13 | Weblog


晩春にマングローブで舟遊び
麗らかに木漏れ日浴びて原生林
のどけしや水面かすめ飛ぶかわせみ

郵便物取り込み船出春港
春時雨小島に向けて巡回船
天ぷらの具に青々とアオサあり


 

上の写真、珊瑚を見に船出した時、古仁屋港沖に停泊していた青雲丸、国旗あげ、大きくて綺麗だったので帰宅して調べてみたら、練習船とのこと。学生を乗せ世界一周することも。雨のためとても寒い日でした。

写真中、あだんの実、これは大浜海浜公園の海辺にありました。熟せば食べれるとか。

写真下。住用町のマングローブ原生林を私たちは遊覧船で(ボート)。カヌーの人達とすれ違う。皆さん初めての経験とか。ガイドのおじさんは奄美には杉がないので、花粉症の人は居ないと言ってましたっけ。

春の島

2010-04-27 15:20:25 | Weblog


緑たつ海辺山辺の島にあり
空の青映し植田の早ばやと
キビ畑森の方向く鯉幟

春の波ホノホシ海岸丸き石
ケラマツツジ奄美の島の風に咲く
夏近し別れを惜しみ空港へ
  
          

義兄の33回忌法事で奄美大島に帰省して来ました。今回はゆっくりと甥の案内で島巡りを楽しませて頂きました。すでに海開きもあったとか、泳いでる人は見かけませんでしたが。田植えも早いですね。調べてみると7月過ぎには収穫とのことです。
下の花はデイゴの花でしょうか。

しゃぼん玉

2010-04-18 23:06:54 | Weblog


数千の鯉幟泳ぐ境川
揺れている川幅渡る鯉幟
歩き会子連れの多く春の土手

もう一度香り引き寄すフリージャ
花主と見上げておりぬ藤の房
しゃぼん玉屋上より浮くビル谷間


●今日の秀句/高橋正子先生選
■4月19日
    ★花主と見上げふさふさ藤の房/祝恵子(正子先生添削)
      「花主」は、風流。原句は、「見上げておりぬ」で
       あったが、藤の房の観察をもう一歩進めて、
      「ふさふさ」と添削した。
      ふさふさとした藤房の豊かさが感じられる。
        (高橋正子先生)







堤防より下りてくる人が多いので、今日は堤防を(11キロ)歩く会だったのだと思い出しました。子供が小さい頃は参加したものですが。
藤の花を今日も見せていただきました。見事に下がってきました。


2010-04-16 21:53:42 | Weblog


チューリップ開けば庭の広く見え
赤散りて今は黄色のチューリップ
位置変えて食卓飾るチューリップ

今日も降る傘を斜めに藤の花
電柱に張り付き藤の長い房
若葉より桃色小さきはな花梨




藤の花きれいですね。ご近所に咲いてます。そういえば二軒とも電柱に絡まっているんです。
我が家の花セネッテイが3色盛り上がり咲いてます。赤色のチューりップがそろそろ終わり、黄色の出番です。

さくら吹雪

2010-04-13 12:18:14 | Weblog


展示車に花は吹雪てひかり号
痛いほど身に降りそそぐ花吹雪
花びらを気づけば篭に乗せ帰る

堤防に路近づけば雲雀鳴く
飛行雲上昇中なり春の宵
赤色のマンサク鉢植え珍しや





新幹線鳥飼基地、川沿いの桜並木です。地面が白く見えるのは散り敷いた桜です。吹雪く画面が撮れなくて残念。
真ん中はマンサクの赤、黄色は知っていましたが赤色は初めて見ました。

さくら

2010-04-06 00:51:43 | Weblog


陽気さに現れ出でて紋白蝶
三椏の小さき花鉢山野草展
滝の音にふと鶯の音森の中

ハーモニカ知る歌もあり花の下
紫雲英田の柵に忘れし子供服
側溝を漂う花は増えてゆく

   
          

二人で千里万博公園へ。今回はチューリップのコーナーを見て日本庭園を歩く。山野草展が開催されていて可愛いミニ花が並んで展示されてました。

初つばめ

2010-04-05 01:07:21 | Weblog


初つばめ観音様への路すがら
境内の清め水にも浮く花弁
高台へ吹き上がりくる花ふわり

山寺へ桜と石段上りゆく
タンポポや展望台に登る崖
春電車九九をそらんず女の子



義姉の月命日のお墓参りへ。このような学研都市線の野崎の山寺の近くで初つばめに会いました。