祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

バラの香

2008-05-28 09:31:31 | Weblog
空きベンチ座りましょうよバラの香と
一筆は薄色の薔薇描き始む
水滴はそのバラ色の花びらに

隧道を抜けてそよ風離宮のバラ
真上よりバラ見渡せば沖に船
薔薇と海共に見下ろす開放感

歩き会で須磨離宮へ。王侯貴族のばら園。左右対称に配置されている見事さ。皇族女性の名のバラも、勿論愛子さまのバラも優雅に咲いていました。須磨の海も見えました。
会での神戸方面行きは初めて、片道数回乗り換えて1時間半かかりましたが、参加した甲斐がありました。

めだかの子

2008-05-25 20:11:17 | Weblog
めだかの子見せらる容器を持ち上げて
山ぼうしブロンズ像の上に咲く
いぼいぼの胡瓜もぎたて盆に置く

手を触れて大樹の木肌若葉風
紋入りの狛犬古びて若葉雨
枝垂れ梅実をそこそこに太らせて

軒下より収穫の胡瓜とアマリリス

白バラ

2008-05-19 12:53:56 | Weblog
気にかかる薔薇の名さがしアンネフランク
噴水の溜まる水には子らの足
白バラに夕陽のまじる時となり

夕陽きてますます香るバラの園
終点の電車の切り換え夏兆す
三機飛ぶ爆音へりの夏の午後

茨木市若園公園のばら、アンネフランク

日傘

2008-05-14 23:40:38 | Weblog
刺繍糸日傘広げて刺してゆく
おしゃべりし包装紙ひろげ菖蒲花
出窓にはテデイベアあり薔薇ひらく

母の日の余韻残しておきたくて
母の日に似顔絵残し帰る子ら
鳥のいて代掻くあとを付きまわる

洗鯉

2008-05-10 15:48:27 | Weblog
表札の隠れんばかり鉄線花
雨の日のサッカー励む子供の日
キャンプへと連休半ばに子らはいき
雨の音笛の音まじりて夏はじめ

父囲み滝の高さと音をきく
座敷には風と飛沫と洗鯉
澄む川の流れに沿いて七変化

無性に父のことが思い出される。休みに帰省した時、必ず子供達家族を、「見返りの滝」に連れてってくれ、滝の水しぶきや、冷たい水に子供達は大いに喜んでいました。滝の店のせり出した座敷には飛沫が風とともにくる中、鯉の洗いのご馳走になったものです。今は多くの紫陽花が滝周辺を彩っています。(まだ花は早いかな)

ご近所の鉄線花

蓮華田

2008-05-07 09:37:03 | Weblog
蓮華田の踏みあと二手に分かれおり
キューリ苗植えれば今朝は蔓のばす
ツツジ咲く小高き丘にひと登り


カンパチの切り身氷を添えもらう
桐の花一号線は渋滞す
青空のそれより深し桐の花

河川敷の草花

鉄線

2008-05-03 23:57:49 | Weblog
ポピー咲く路地には路地の風のあり
鉄線花開いたばかり儚き白
君子蘭大きな鉢は玄関に

カポックの根の張りだして五月入る
路地ゆけばメダカの槽を覗き込む
雨蛙降りそな天に鳴き始む

駐車場跡(玄関)に、裏や横などから鉢やプランターを出す。ポピー・君子蘭・鉄線など今咲いてます。、40本のちゅーりっぷが後数本で終わり、彩りが少なくなりました。紫陽花、アマリリスが待ち遠しい。菖蒲も2株植えてみました。少し空いた横手の鉢には、野菜類を数本植えました。ボードには10鉢ほどの花や蔦を吊しております。

桐の花

2008-05-01 23:15:52 | Weblog
桐の花あちらに行くは飛行船
土混ぜて水に沈めて菖蒲箱
水箱に菖蒲沈めて植えており

水の中こねて手の荒れ菖蒲土
藤を見に学研都市線乗り換える
フエンスにも登らせてよし南瓜苗