ソーメン

　

お昼には採りたて野菜とソーメンと
ぽつぽつと色づき始めて唐辛子

移動するセミを見上げている朝
鳴き声に足とめ見あぐ蝉の位置

屋上の祭り提灯連なりぬ
目標の土手の合歓の木夕歩き

　　　

寝屋川市の鞆呂岐（ともろぎ）神社の狛犬です。自転車散策で寄らせていただきました。私の写真では位置的には逆ですが、左に赤ちゃんがいる（足元）がメス、右にボールを持っているのがオスですね。今迄赤ちゃんやボールを持った狛犬は見たことはないような気がします。

糸トンボ

　　　　　

夏休み竹刀の音と掛け声と
雨具着て娘に届けゆく夏野菜

玄関に最後に咲きし百合を挿す
朱の百合の香り広がる居間までも

糸トンボ容器ごとに水に触れ
黄金虫熟くしトマトに群がりぬ



どこから来たのか糸トンボが２，３日、家のメダカたちの容器にきております。二階のベランダのメダカの近くでも止まっていたり、一匹だと思われますが。小さい容器入りの子メダカたち入りが家の周りにあります。親の水は替えますが、生まれたての子メダカは小さすぎて容器の水は替えられなく、段々青黒とした水になってます。その水に糸トンボが、チヨンチヨンとお尻を触れているのです。綺麗な親の水では、卵が孵ったとしてもメダカに食べられる恐れがあります。そこまで考えているのかわかりませんが、そうだったら賢いですね。そのうちヤゴが生まれるかもしれませんね。

植田

ふわふわと止まることなく夏の蝶
鴨はもう植田の高さに隠れおり

雨粒を載せて睡蓮花の揺れ
鉢の草抜き散策の足のばす

ポストへと涼しき木々の下をゆく
七月やあの娘は嫁にウエディングドレス

　


下真ん中は、紫式部の花です。茂りすぎてだいぶ切ったのですが、青実がつきだしました。紫色が待たれます。
南瓜が１個だけですが大きくなってきました。さて収穫はいつごろでしょう。

花冠７月ネット句会

花冠７月ネット句会投句
熟梅の香りにひかれテントまで
ひまわりや二階より顔覗くかな
百合咲けりリュックの子より高い花


【高橋信之先生特選/７句】
★百合咲けりリュックの子より高い花/祝　恵子


コメント (内山富佐子様)
★ひまわりや二階より顔覗くかな
　最近は小さく可愛らしい向日葵が増えている中、太く逞しく伸びた
向日葵に花が咲いた。二階からどんな花かと覗きに行きたくなった
気持ちがよくわかります。


選句 (福田ひろし様)　
★ひまわりや二階より顔覗くかな

信之先生、正子先生、皆さまありがとうございました。

空蝉

八百八橋の一つを渡り夏歩き
空蝉の転がりおりぬ樹の陰に

夏ビル街中継車のアンテナ高し
樹にもたれ絵描く数人夏帽子

遊覧船青葉の中より見え隠れ
夏バラの白しビル街風に咲く




７月の歩き会は大阪市の中央公会堂の見学へ。毎年、４月の友人の書道展は地下の一室でしたので横手から。今回は正面入り口から入ります。木曜日以外は室内は入れなくって、廊下から室内を覗くのみ。写真は裏側より。
土佐堀川と堂島川にはさまれ、大阪市役所、図書館、公会堂と並んでいます。市役所の道を隔てて円屋根をもつレンガと石造りの2階建ての日本銀行があります。今回は梅田集合なので、地下鉄御堂筋線で行きました。

ひまわり

ひまわりや二階より顔覗くかな
梅雨湿り畑には長靴干されあり

桔梗開く空気吐き出す広げだす
戴きしスイカ荷に乗せ帰りくる

半夏生この地の和歌の書かる板
押し車茄子やキューリを差し出され


　　　　

下の写真の２番目、一本の自転車の車輪ですよね。寝かせてあります。ホースが巻き込んであるようなので、巻き取り器？。再利用でしょうか。

笹竹

虫誘い夕暮れてゆく七変化
畑よりスイカ抱く人現れる

ガマの穂や田の一角にびっしりと
笹竹を荷に積む人とすれ違う

水路の水深くなり植田潤う
立ち葵井戸端会議の続きおり


　　　


夕方より自転車で、堤防を高槻市方面へ、降られてもいいように雨具持参。白鷺橋近くで町に下り、路地を進めば、唐崎とある。なるだけ路地を選び田を眺めながら通り、わが町へと目指す。１１キロ位です。万歩計は１０００歩、自転車では、当然カウントしません。少しは歩いたのでしょう。笹竹を積んだ人を見て七夕が近いんだ、と思いだしました。