帰り花

千両の群れ咲く坂の茶室へと
冬帽子紅葉を背なに一服す

丸窓の冬の紅葉の明るさよ
冬滝の流るる渦の激しさは

落葉拾うよりどりみどり子に戻り
帰り花滝の帰りの戻りぎわ

　

万博公園日本庭園の、茶室「汎庵・万里庵」の一般公開に行ってきました。とても紅葉が綺麗です。

冬めく

冬めくや空より濃き色花の咲く
銀杏落葉自転車のライト点け走る

冬の昼寝てて聞きおり厨の水
えのころの枯れて揺るるも風情あり

一団の鴨の着水合流す
路地迷えば千両万両畑にあり

　　

皇帝ダリヤ、ご近所でもよく見るようになりました。

冬紅葉

下車すれば襟足若き古都の冬
白壁に伸びる枝先冬紅葉

瓦紋飛び来る紅葉冬うらら
園内の児童と和尚降る落葉

子供らも散るを眺めて冬紅葉
つわのはな人の賑わいひっそりと



11月２０日、京都の禅林寺（永観堂）へ。すごい人だとは聞いてましたが、本当でした。着物姿の若い女性たちを見るのもいいものです。

冬市場

　

巨大魚を囲み見ており冬市場
冷凍のマグロはごろり転がされ

行きつけばマグロの解体終わりおり
人通り抜けて運ぶはみかん箱

乾ダラの箱一杯に詰められて
冬林檎試食用には爪楊枝

　　　　

茨木市の流通センターの売り出しのイベントへ。まんだい４３キロ、サメ８０キロ、イカ１７，６キロ、
マンボウ２００キロ、などには驚きです。

１１月

聞く友の話は楽し吊るし柿
剥きました鳥との戦い吊るし柿

番付表今年納めの１１月
残菊の小振りの花が咲きだして

小春日や橋を渡りて花求め
冬帽子友との再会三宮

　　　

友との話が面白くって秋の季語ながらのせました。、柿を沢山剥いて吊るしたところ、鳥がすぐやってきて防備をしている
様が大変そうですが、笑ってしまいました。彼女は笑いごとではないですよね。

チューリップの球根を植えました。４０球。パンジーをその上に植えてます。ﾆｮｷﾆｮｷと伸びてくる春が待たれます。

１１月の歩き会は娘さん近くに転居された方との再会で、三宮へ。とても寒い日で、中華街には行けず、
会食後は地下街やビルをぶらぶらの一時でした。

鉢植えのさつま芋

　
　

一本の蔓より手繰るさつま芋
さつまいもほる鉢の中の金時

ラデッシュの赤さを土ごと抜いてゆく
ラデッシュの中は真白き肌をみせ

えのころの枯れて揺れ触れ赤ポスト
ヒヨドリの騒ぐは境内大樹より


　　　　

１本百円で買ったサツマイモの蔓、鉢植えを収穫しました。結構入ってましたね。
ラデッシュは年中植えています。早めに収穫できますので重宝しています。

秋惜しむ

十月の終りに獅子舞やってくる
笛太鼓獅子は踊りて秋惜しむ

今朝の膳一人増え居りやや寒し
団栗の机の上で芽吹きおり

抜菜して根っこの土を洗う朝
このところ同じ声聞く鵙日和

　　　　

年２回ほどくる獅子舞さんたち、声をかけて写真を撮らせてもらいました。
摂津市平成２８年の標語の「ぼくのゆめ、わたしのゆめ」は小学生３年生の作品です。

十月のイベント

四季ザクラ晩秋広場の片隅に
一通り覗くテントの秋広場

秋日和ショーの始まる時刻来る
キャンドルの色彩豊かな秋展示

焼き栗の値上げの訳も書かれおり
十月ゆくハロイン衣装を纏いて



十月末の万博のイベントへ。