祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

騎馬戦

2012-09-30 16:18:55 | Weblog


騎馬戦の勝者は白組天高し
日の丸と校旗の揺れて運動会
点数は校舎の窓に運動会



    

兵庫県伊丹市の小学校の運動会に行ってきました。4年生106名、6年生が112名、結構児童数が多いです。昨年の伊丹市の公立児童数によると、孫たちの通う小学校は17校中9番目だそうで、700人でした。
17号台風情報が気になりましたが、午前中は晴れてお昼から何とか持ってくれて、夕方にパラパラときました。写真は6年生の騎馬戦(団体競技)。4年生のキラットと手をたたけ(表現)など。クラス対向のリレーが一番応援も力が入りますね。

酔芙蓉寺

2012-09-25 22:33:02 | Weblog


畳屋さん曲がる古都寺酔芙蓉
中継車来ており山の酔芙蓉
石段の途中に貸し杖秋の寺

木漏れ日の段を登れば秋海棠
秋日和歩き会です山科へ
ショウウインドウ案山子の顔のもへじ顔

急に逝く歩き仲間よ九月尽


    

九月の歩き会は京都酔芙蓉の寺、大乗寺(山科区北花山大峰町)へ。1500本の酔芙蓉あり。酔芙蓉は八重咲き、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけて紅色。花言葉、繊細な美、しとやかな恋人だそうです。

歩き会の仲間の一人が8月にお亡くなりになり、皆驚いております。歩き会は8月がお休みのため、知るのがお遅くなりました。7月はお元気に参加されていました。ご冥福をお祈りいたします。

芙蓉

2012-09-22 22:56:26 | Weblog


芙蓉咲く好き好きに色見せて咲く
苦瓜やてるてる坊主はすぐ傍に
玄関の鬼灯今だ朱を保ち

梨美味しパナマ帽子は窓に置き
教会の葡萄の棚や山の街
白鷺の稲田に数羽舞い遊ぶ





新三田の友人宅に寄せていただく。家も庭も素敵です。お二人とも趣味が広く、陶器作りはプロ級というか教えておられる。家の内外には壺や器が飾られたり置かれている。ご主人作の青磁の瓶やオカリナや他色々お土産いただいてくる。

メダカと秋旅

2012-09-22 18:42:00 | Weblog


メダカ連れ丹波路線の秋の旅
坂上り一息つけば天高し
登り窯八方広がり残暑なり

焼き待ちの児童の皿よ秋陶芸
黄金田の近くの無人精米所
稲穂の黄抜けて走りぬ郵便車


    

メダカが欲しいと聞き、白メダカ10匹容器に入れ、兵庫県の新三田まで、メダカの嫁入りです。「メダカたちは電車酔いしてるかも」と餌をつけて渡す。メダカにかこつけての同級生との何年振りかの出会いです。
三田市三輪明神窯史跡園に連れて行ってもらいました。登り窯跡を見るのは初めてです。説明は陶器と磁器の違いから始まりました。江戸時代の後期から昭和10年まで操業していたそうで、窯は一段目は狭く奥(上)に行くほど末広がりになっている。作られていた器は、青磁、染付、色絵、白磁、など。
陶芸学習棟があり子どもたちが作ったお皿が、電気窯で焼かれる為置いてありました。帰りはまだ沢山の破片が出る裏の山を越えて、三輪神社の境内に出ました。

萩の寺(東光院)

2012-09-16 22:07:50 | Weblog


右回り左回りて萩の庭
子規の句碑硯の形に萩枝垂る
若竹の青は勺置き萩まつり

お百度の石に触れおり紅き萩
御堂より琴の演奏萩の風
野点席高砂芙蓉筒にあり



  



花冠主宰高橋正子先生の7月6日の俳句ブログに、ナツハギや正岡子規のことなど、曹洞宗、東光院(大阪府豊中市)の紹介があり、一度は訪れたいものと思ってました。9月15日より25日まで萩まつりがあるとのことで、初日に出かけてきました。16日は子規忌、ヘチマ供養、俳句の集い。19日は子規の祥月命日、俳句会があるようです。多くの碑があります。こちらの萩の茎で筆を作っているそうです。お彼岸前後が萩の花の見ごろとか。
上から、萩露園入口。下 わかりずらい写真ですが、子規の句碑「ほろほろと石にこぼれぬ萩の露」、子規の説明板、抹茶室、萩の筆。

秋天の向日葵

2012-09-15 22:32:35 | Weblog


冬瓜の重さに蔓しっかり掴む
無人店イチジク二箱残るのみ
秋天にひまわり種をさらしおり

萩咲けり水路や田にも枝垂れかけ
気がつけばへちま重なりおうており
糸瓜垂る白きものは白く干し



  

高槻の田圃のほうに自転車で出かけてみました。ひまわりがたくましく咲き残ってました。
へちまはまた二階ベランダにいつの間にか重なるように大きくなっており、肥料をやり、欠かさず水やりもしております。

彼岸花

2012-09-10 09:14:37 | Weblog


万葉の里探し見つけてオミナエシ
三体の案山子今年は子も連れて
学習田彼岸花をはや見つけ

ミソハギや流れに遊ぶ子らの見え
秋暑し広場の塔は雲を呼び
赤とんぼ広場はライブの人だかり



    

万博公園です。ガレージセールをぶらぶらして、目的の地、万葉の里のオミナエシを探しに歩く。ソラードを通り花の丘へと。秋には丘全体がコスモスで揺れる。今は花は本当に数えるほど、向日葵の苗が一角にある。また来るのが楽しみ。学習田へ、ここはいつ来ても楽しみな場所です。
沢山な人の列が続いてます。コブクロの野外コンサートがあるとのこと。

瓢箪

2012-09-08 20:22:32 | Weblog


瓢箪の頭上にポコリまたぽこり
秋雲に飛行機雲も加わりぬ
坂道を登ればまたも赤のまま

たでの花角を曲がれば停留所
かりんの実二つ三つと見上げおり
朝の雨朝顔色を濃く見せて

 

このひょうたんはミニなんです。大きく写しすぎですね。水やりに行くたびぽこぽこと頭に当たります。
たでの花は鉢植えです。毎年咲くので、寄り道してみせてもらってます。
家では桔梗、琉球朝顔や大型朝顔や柿と今、青っぽい色ばかりです。

吾亦紅

2012-09-03 08:29:45 | Weblog


吾亦紅佇み見つめ城の池
池の面に浮くごと揺れて吾亦紅
目の先の赤きトンボよ小倉の地

篭入りの鬼灯一つは実を見せて
鉦叩静かな夜の仏間にて
下ろし金柚子に合わせた小さきもの

時間かけ食事する兄八月尽



   

小倉に兄のお見舞いに行く。術後1カ月、食事も時間をかければ取れるようになり一安心。
折尾の妹宅に二泊させてもらう。ご主人を亡くして3年、仏間に妹と二人で寝る。カネタタキが静かな闇に聞こえる。
帰りに小倉城の庭園に寄る。嬉しいことに池のそばに吾亦紅が咲いており、お茶席にも吾亦紅が添えられていました。