捩り花

バナナの花めくれて房の見えており
白と緋の違い出てくるめだかの子
姫女苑槽の一つに切り入れる
口中にもいでぷちっとミニトマト

捩り花芝生の中の風を巻く
梔子のテニスコートを包み咲く
園庭に公衆電話七変化

バナナの花、植物園で、初めて見ました、そしてその中にはびっしりのバナナが育ってきていたのですね。びっくりです。
子めだかたちはまだ、生まれていますが、早く生まれた緋めだかや、白めだか達は少しずつ色が出てきました。和めだかは、そのままの黒です。

でで虫

でで虫のどこぞどこぞと目を探す
泰山木大きな花は足元に
向日葵の数本は比叡山を向く

ハンカチの木青葉の中にとけ込みて
泰山木窓辺の花を見て食事
紫陽花の膨らむ束を持つ車内

久しぶりに大きな蝸牛を見ました。歩き会、京都府立植物園にて。紫陽花の葉っぱにいました。梅雨晴れになり楽しみました。１３０００歩

初西瓜

団地にも小さき畑ありミニトマト
朝顔苗支柱も添えて子のもとへ
返本日植田の風を抜け走る

初西瓜円卓回る同窓会
約束は元気でいようね夏ホーム
焼酎の夫の名の入るプレゼント

写真携帯から、去年、ふうせんかずらとともに蒔いた種からのふうせん唐綿、花も咲かなかったが、１本だけ残していたら、今花を咲かせています。ふうせんかずらよりとても大きくなります。茎もしっかりしています。対比が面白くて蒔いてみました。落ち種のふうせんかずらも伸びてきてますので報告出来ればいいのですが。

朝顔苗

父の日の口がほころぶプレゼント
重く垂れ薄く紅さす白紫陽花
朝顔苗子との約束鉢へ分け

立葵暮れゆく畦の道案内
いま居たのにあれっと思う蟷螂生まる
父の日は重なる子との誕生日

田圃の隅に咲く立葵

早苗箱

水草よりめだか生まれしバケツ中
田植機を道に近づけ水を飲む
早苗箱ホース伸ばして洗いゆく

赤バケツびっしり入り布袋草
今朝取りの胡瓜いぼいぼ板ずりに
金魚草見れば房総の旅思う

側溝より集めた布袋草をバケツ一杯頂く。水やごみの管理をされていて、田植え時期は水量が多くなる。鯉、鮒、めだかが見える楽しいときでもある。この時期、田圃の多い高槻市では釣りをしていた人を何人かみた。
布袋草が流れてくると取っていてくださった。さかなが卵を産みつけているし、少ししたら花が咲いてくれる。布袋草から稚魚の誕生を見るのは今回が初めてですが、２年前にはそのお宅で生まれた黒めだかを頂いた、４匹が元気にいて、「鳥飼めだか」と勝手に名づけて他の黒目高とは別の容器に入れている。布袋草から現在すでに１０匹ほど孵っていて、何の子か楽しみにしています。

写真は受粉させた南瓜とメロンです。軒下に下がっています。日ごとに大きくなってきました。

菖蒲

水箱に植えし菖蒲のほどけゆく
高低をつけし菖蒲の並び咲く
夕焼けて土手下の影長くのび

七夕に健康診断予約取れ
万歩計しっかり下げて夏河原
軒下に吊す三対の玉ねぎ

水箱に植えた菖蒲が二本咲きました。色が微妙に違います。最初に咲いた花です。

かしわば紫陽花

綿棒に花粉つけする花南瓜
初めての受粉させおり花南瓜
向こうにはたばこの看板七変化

声かければ気軽に切ってかしわば紫陽花
アオサギの植田に佇む影落とし
並び居るわらべ地蔵は木下闇

かぼちゃをプランターに植えている。日陰になればいいし、あわよくば実もならしたいと。花は多く咲く、おしべ、めしべの花も判る、しかし蝶、蜂がやってこない。実はある程度までで必ず落ちる。め花が残り１個、最後のチャンスと思い綿棒で受粉させてみると、いびつながら大きくなってきました。メロンも同じ状態だったので２個ほど少し大きくなりました。

写真は頂いたかしわば紫陽花

源五郎

源五郎子らは田圃に網を出す
補植する人は屈んで持つ早苗
葉丈こえ菖蒲の蕾伸びあがる

使い始む化粧水ビン梅雨に入る
広報板浴衣の着付け張られあり
大輪の深紅ばら名マリヤカラス

田植えがすんだら、早速鴨の訪れ。ご近所にて。

時計草

水箱の菖蒲の蕾伸びてくる
目の慣れて子めだか一・二見え動く
夕暮れて代田に残こさる耕耘機

花びらは十枚なのよ時計草
弱冷車また来月ね別れゆく
早苗田の輝く水を見て走る

土こねて水箱植えした２株の菖蒲に蕾が付きました。小さい箱に水草や菖蒲、それに朱めだかがいます。