祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

探梅

2011-02-24 10:29:17 | Weblog



山の手の路は急坂探梅行
空真青浮かばせており紅白梅
探梅や崖にいのしし親子連れ
遠くに見ゆ海の光りよ春の丘

あらメジロ梅の天辺青空に
来月の予定の話若布和え
春めきてなごやかな声歩き会



   

二月の歩き会は阪急神戸本線の岡本駅(兵庫県東灘区)下車、岡本梅林へ。今回は大阪や京都から離れ当地に。六甲山地の高台とやらで、急な坂である。「車椅子では生活出来ないところやね」と言いながら。崖?水路?溝?というのか、道幅と同じ位の広さで、水はなく、深い、そこに猪が3頭いた。山中から入り込んだのか、この深さでは町中には上がっては来れないだろうが、流石に六甲山地の住宅街です。

春の雪

2011-02-19 16:21:56 | Weblog
 

春の雪ホームステイはサンフランシスコ
愛の日に手作り菓子は少女より
春雪の降り出し静か鎮守の森

淡雪の水路に消えて山の畑
春遅し裏山ぬけて観音さま
蔵二つ三つと数え春の路地


           

14日、大阪は珍しく雪でした。診察の待ち時間歩き出してから雪が降り出してきました。雑木林をぬければ大きな観音様がお立ちのお寺、坂を下り、たんぼ道から鎮守様にたどりつき、引き返す。途中に川端康成の生まれた家の石碑があります。帰りは銀世界。
若い人はいいですね。大学の研修に雪の日に出かけました。
6年生の子がおじいちゃんにと、できたてのチョコを持ってきてくれました。

天神宮の梅

2011-02-12 17:38:08 | Weblog


神官と話すは猫と梅のこと
靴跡をつけて境内梅の宮
大石碑梅の香とどき蕪村の句

白梅のほころびつつあり朱の御門
一本はさみどり膨らむ梅のあり
芽吹く樹にカワセミキラリ色飛ばす


 

対岸の守口市の佐太天神宮へ自転車で行ってみました。梅とメジロにあいに。淀川を渡り水路伝いに行くと、一瞬桜並木の枝に紫色が動いてるので、じっと見るとカワセミらしい、枝から下におり、後ろ向きになりこちらを向いてくれない。根比べで、向くまで待とうです。正面には向いてくれませんでしたが、かろうじて横向きが撮れました。。今まで淀川でも見たことがないのに、とてもラッキーでした。大きくしてみました。

2011-02-05 16:53:57 | Weblog


炊き込みに蜆を入れてお焦げ飯
春どなり風無き土手を巡りくる
冬灯り遠くに見える観覧車

鐘の音の一つなりおり寒明ける
外歩きマスクはずせぬ土手夕陽
春きたる番のめじろ顔を見せ


      


ジヨウビタキでしょうか。このところ畑で時々見かけます。梅が咲き出したので、メジロもよくきます。



豆まき

2011-02-05 16:39:04 | Weblog



花冠ネット句会
立春ネット句会

数人の園児は鬼面豆を撒く
絵画展隅におりずる寒明ける
具だくさん汁に入れおり春遅し



【入選/14句】
   ★絵画展隅におりずる寒明ける/祝 恵子
      絵画サークルの展示会場でしょうか。受付デスクの
      隅にかわいらしい折鶴が置かれています。
      どこかで見たような微笑ましい風景ですね。
          (河野啓一様)

選句あり河野啓一様、
数人の園児は鬼面豆を撒く