それぞれの藤花

それぞれの家の藤花美しき
しじみ汁出産まじかの娘を思う

春の川付かず離れずナマズと鯉
春の旅孫の土産は生ヤツハシ

蛙の声すれどいまだ姿見せず
四月ゆく元号やがて令和へと

茨木市の住宅街の川に大鯉が５，６匹、その中の１匹が背中から尾にかけて皮がなく白くなり
何でだろうと見ていると、傍に同じような大きさの鯰がいた。これが食い付いたのだろうかと
思い、はがいいなと、見ているだけでした。

蓮華草

無粋なる張り紙のあり八重桜
寝そべればしぜんと宙を蓮華草

ロータリー床屋の前の辛夷咲く
揚げ雲雀雲の中を探しおり

天道虫見つけて嬉し朝歩き
パソコンで吾が句集読む春の昼


　　

造幣局のさくらの通り抜け

雨宿り花の名です快晴です
平成も終わる四月よ通り抜け

花筏船に波にと漂いつ
黄と赤と交叉する枝花の咲く

投句するテントに桜吹雪かな
中継車溢れる花と人の波

　

造幣局の桜の通りぬけへ。一方通行となっていて、後戻りができなく、今年の花
紅の手毬は見つける事はできませんでした。
花見船も多く出ていましたが、水陸両用車も川を走っていました。

新幹線公園のさくら

新幹線車両の展示桜咲く
コンテナに花を散らして鳥飼基地

モノレール通過を眺む花の列
散る花や数人の子ら踊るおどる



新幹線公園にて

春の同窓会

春灯しターンテーブルの紹興酒
ご馳走に春の花添え同窓会

みんなして竹の子ごはん食べ話す
十三階見下ろしている春の街

集まれば田植えのこと棚田のこと


唐津市となった中学の関西同窓会は新大阪のホテルにて。

チューリップ

チューリップやはり赤でしょ群れの中
幼ならは歌をうたってチューリップ

ムスカリの列はカーブを春の園
しゃぼんだま戯れている子供たち

楽器持つ若者もいて花の列
陶器市狸は群れて花の舞う



万博公園へ。さくら、チューリップ、陶器市と賑わっています。

冥應寺のさくらと花祭り

朱の橋に戻りて花・花を見あぐ
絵馬揺れてかたかたと鳴り花の散る

枝垂桜あうんの像は避難中
池回り花は囲みて弁財天

おじきするしぐさ可愛や仏生会
花祭りまずは子らよりお茶をかけ



辯天宗 冥應寺の桜見物へ。jr茨木市より近鉄バス１５分位。
花火で有名ですが、桜もとても綺麗です。
地震で被害があったようで、あうんの像も定場所には座って
いないようでした。