祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

寒晴れ

2006-01-30 23:28:04 | Weblog
寒晴れやスポンジは日を跳ねかえす
城の猫よおう太りて冬の晴
黙々とランナー坂を冬の城

大阪城へ 国際女子マラソンを応援に。
 良く晴れている。お堀端で待つ、上空のヘリ、止まってるように浮いている。選手達が近づいて来てることが分かる。先導のパトカー。時計車。白バイのあとの選手、大阪城を駆け抜けた1番は小幡選手。歓声、声援。拍手。小旗、これが臨場感なのだ。給水場のコップ、スポンジは3色、勿論水に濡らしてあり、選手が取りやすいように立てて並べてあって、日にあたり光っていた。個人のスペシャルドリンクは私の見た範囲には無かった。
裏門から城に近づくと、一回りしてきたランナーが走っていた。大分上り坂なのだろう。辛い場所かも。
 のんびりと猫たちが、日向ぼこをしていた。どう見てもここの猫たちはおでぶさんです。餌には困らないようだ。お城を回り梅園に立ち寄り帰る。

寒木瓜

2006-01-28 16:13:10 | Weblog
寒晴れや引越荷物届くころ
目で追えば山茶花・甍・山の峰
寒木瓜の自由にのびて花一つ

息子達は新居へ引越の日、晴れて良かった。手は足りてるというので、若い人たちに任せる。昆陽池の近く、白鳥に会いにも行けるかな。


寒の雨

2006-01-19 18:04:51 | Weblog
回覧板呼び出す手元に触れる雪
他愛なき幼なの日のこと寒の雨
日のあたり葉っぱに霜の粒ひかる

大体手作りだったよねと、同郷の友人との話。はねつきの黒い玉はムクロジの種、羽は鶏さんのを失敬し、羽子板の板はおじいさんの手製、おまけに絵も描いてくれて墨絵、それがいやで、ばんばん墨絵の方で打ったとか、大笑いする。説明しなくてもその時にいける友との話は嬉しい。

冬芽

2006-01-17 19:10:54 | Weblog
日向ぼこ子めだか数匹浮いており
冬水を槽の隅へとそつと足す
つつと伸ぶ枝の先には冬芽あり

ここ数日水槽には氷がはらない。日が当たっている時は、子めだかだけは水面に姿を見せる。まるで日向ぼこをしているみたい。