幸い、終の棲家の最寄り駅はJR幹線の駅で、路線は貨物輸送も担っ
ている。まず廃線はあり得ないし、そこそこの利用客が見込まれる駅の
廃止も無いだろう。
ただJRではこのほど岡山支社を縮小し、その機能を広島支社の統
括本部に集約する組織改編を行なった。利用者への影響は無いとして
いるが、合理化が更に進めば、各線の減便は免れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/91/a67fb1c2e1016ddaf9246274e5c05309.jpg)
既に県中・北部を走る、これ以上減便も出来ない「赤字ローカル線」
では、存廃議論が起こっている。
また「不採算バス路線」は、県内全域の問題として同様にクローズアッ
プされている。
コロナ禍で従来のビジネスモデルが崩壊したのがその理由だが、元を
手繰れば地方の人口減少に他ならず、若者が都会に出て、年寄りだけが
残る過疎地域の構造的な問題である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f1/6b2ab94f9e3234bdac915ed01c216587.jpg)
特に深刻な地域では、駅に向かう手立てすら無く、既に減便された鉄
道では利便性に欠ける。朝晩にしか走らない申し訳程度の鉄道や路線バ
スでは、最低限の用は足せても流石に便利とは良い難い。
バスと鉄道の接続も決して良いとは言えず、待ち時間に無駄がでる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/d6/fd7f76661e025166b33cd3c102ef7c31.jpg)
結果、通勤・通学、通院や通所、買い物の足として便利な自家用車は
手放せない。
昨今の悲惨な交通事故の多発が懸念される中、高齢者の免許証返納が進
まない地方の事情もこの辺りに有る。
行為を批判するつもりはないが、都会に住む有名人が「返納しました」
等と簡単に言えるのとは訳が違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c4/749661a438428092a33766e9aedeeb50.jpg)
時代と共に交通事情は当たり前のように変化し、便利なドアツードア
の車にシフトし、公共交通機関を使う機会は激減した。
言い換えれば鉄道や路線バスへの期待値が下がり、移動手段として車に
負けたのだ。
使わなくなった公共交通機関は、最早役割を終えつつあるとも言える。
こうなると、不採算路線の廃止やむなし・・・と成ってしまうのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ee/dbe2b7c9e91735bb086ec8041b358bc8.jpg)
鉄道好きには悔しくて断腸の思いもある。
長い年月をかけ全国のJR路線の乗り潰しを目指し挑戦してきたが、その
中にはもう一度行ってみたいと思った路線が幾つもあった。
これから乗ろうと計画中の路線もある。
しかし、そんな路線に限って既に廃線の憂き目を見ている。
もっと早く行っておけば・・・と思っても、後の祭りである。
無くなってしまえば、もう取り返しは出来ないのだ。(続)
(写真:JR米坂線 本文とは無関係)
「東海道歩き旅・伊勢の国編」間もなく連載開始します。 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/new_color.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
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ている。まず廃線はあり得ないし、そこそこの利用客が見込まれる駅の
廃止も無いだろう。
ただJRではこのほど岡山支社を縮小し、その機能を広島支社の統
括本部に集約する組織改編を行なった。利用者への影響は無いとして
いるが、合理化が更に進めば、各線の減便は免れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/91/a67fb1c2e1016ddaf9246274e5c05309.jpg)
既に県中・北部を走る、これ以上減便も出来ない「赤字ローカル線」
では、存廃議論が起こっている。
また「不採算バス路線」は、県内全域の問題として同様にクローズアッ
プされている。
コロナ禍で従来のビジネスモデルが崩壊したのがその理由だが、元を
手繰れば地方の人口減少に他ならず、若者が都会に出て、年寄りだけが
残る過疎地域の構造的な問題である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f1/6b2ab94f9e3234bdac915ed01c216587.jpg)
特に深刻な地域では、駅に向かう手立てすら無く、既に減便された鉄
道では利便性に欠ける。朝晩にしか走らない申し訳程度の鉄道や路線バ
スでは、最低限の用は足せても流石に便利とは良い難い。
バスと鉄道の接続も決して良いとは言えず、待ち時間に無駄がでる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/d6/fd7f76661e025166b33cd3c102ef7c31.jpg)
結果、通勤・通学、通院や通所、買い物の足として便利な自家用車は
手放せない。
昨今の悲惨な交通事故の多発が懸念される中、高齢者の免許証返納が進
まない地方の事情もこの辺りに有る。
行為を批判するつもりはないが、都会に住む有名人が「返納しました」
等と簡単に言えるのとは訳が違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c4/749661a438428092a33766e9aedeeb50.jpg)
時代と共に交通事情は当たり前のように変化し、便利なドアツードア
の車にシフトし、公共交通機関を使う機会は激減した。
言い換えれば鉄道や路線バスへの期待値が下がり、移動手段として車に
負けたのだ。
使わなくなった公共交通機関は、最早役割を終えつつあるとも言える。
こうなると、不採算路線の廃止やむなし・・・と成ってしまうのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ee/dbe2b7c9e91735bb086ec8041b358bc8.jpg)
鉄道好きには悔しくて断腸の思いもある。
長い年月をかけ全国のJR路線の乗り潰しを目指し挑戦してきたが、その
中にはもう一度行ってみたいと思った路線が幾つもあった。
これから乗ろうと計画中の路線もある。
しかし、そんな路線に限って既に廃線の憂き目を見ている。
もっと早く行っておけば・・・と思っても、後の祭りである。
無くなってしまえば、もう取り返しは出来ないのだ。(続)
(写真:JR米坂線 本文とは無関係)
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