簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

公衆浴場とくすり湯(日本一路線バスの旅)

2018-08-24 | Weblog



 川湯、渡瀬などと「熊野本宮温泉郷」を形成する「湯の峰温泉」では、何軒
かの旅館で日帰り入浴を楽しむことも出来るが、何といってもここでは世界遺
産に登録された「つぼ湯」が魅力的である。
その他にも「公衆浴場」と「くすり湯」が有り、「つぼ湯」を利用(770円)
すればそのどちらか一カ所に入浴が出来る。


 
 バスに乗る頃合いを見計らって「くすり湯」に行く。
温泉街の中心に建つ一寸古びた建物に二つの入り口が有り、一方が加水された
湯の「公衆浴場」で、他方が加水無しの「くすり湯」で、こちらは石鹸シャン
プーを使うことは出来ない。





 広々とした玄関の割には左程広くはない脱衣所が有り、その前の扉を開ける
と浴室だ。くすり湯の浴槽には、肩を寄せ合うようにすでに数人が湯に浸かり、
洗い場には火照った体を冷ましながら再度の入浴を待つ人も何人かいて込み合
っている。



 浴槽の先客が隙間を開けてくれたので湯に浸かると、この湯も結構熱いが
「つぼ湯」で慣れたのか、難なく入ることが出来る。
お湯は少し青み掛かった濁り湯で、少しぬめりが有る様にも感じた。硫黄の
匂いも豊かに満たされていて湯の花も浮かんでいる。
評判通りの良いお湯である。



 暗黙のルールでもあるかのように、10人ほどが何度か入れ替わり入浴を繰り
返していると、「随分と込んでるね こんなことは珍しい」「いつもは貸し切
り状態なのに・・・」と言いながら同年配ぐらいの男性が入ってきた。
聞けばこの湯が好きで、大阪から何度も来ていて、今日は孫など家族連れだっ
て来たと言う。随分と長湯をしてしまったので、これを潮に湯を上がる。(続)

「はれのくに おかやま」観光情報 最新記事アップしました。

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