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簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

心の高ぶり(四国遍路)

2012-10-19 | Weblog
 前回、51番札所で歩きを終え少し奮発して道後の温泉旅館に泊まり、歴史ある湯に
つかり、しっかりと疲れを取りリフレッシュして松山駅から帰途についた。



 お彼岸以降、朝晩は寒いほどに気温が下がり、日中も30度を超えることもなく、過ごし
やすくなり、歩くには丁度良い季節になった10月の初旬、その駅に10時過ぎに到着する
「特急しおかぜ」で戻ってきた。





 道後温泉の近くにある石手寺から次の札所、52番・円明寺まではおよそ13キロ、
愛媛県の県都、人口51.6万人の松山市街地を抜けて行く。



 例によって駅前で遍路装束に改める・・、と言うほどの大げさな事もないが、帽子に
手製の日除けを付けそれを被り、白衣を着る。
ポケットに“納め札”を入れ、お茶とお菓子と地図を用意して、靴の紐を締め直す。



 身支度と言っても、たったこれだけの事ではある。しかし「よし、歩くぞ」と、こうして
歩き始めると、何とは無く軽い興奮のような心の高ぶりを感じるから不思議である。

 毎度のことながら、出だしはいつも元気が良い。しっかり前を見据えて歩くから、歩幅も
大きく、リズム良く足が出る。面白いことにこんな時は、肩の荷の重さも左程気になって
はいないから、自然に歩く速度も速くなる。



 心にも、体にも余裕があるから、周りにも良く目が行き届くし、何よりもお互いに口数が
多いのが元気な証拠だ。 こんな元気がいつまで続くのか・・・なんてことを考えながら、
区切り打ち九回目の歩き遍路が始まった。(続)


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