簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

矢掛駅(井原鉄道沿線の旅)

2018-10-05 | Weblog

 矢掛(やかげ)は岡山県の南西部に位置し、町の周囲を比較的低い山々が
とり囲み、中央を小田川が流れ自然溢れる長閑な里で有る。
町の人口は1.5万人余り、米作を中心とした農業と果物栽培、それに観光の町
でもある。



 そんな町の玄関口が、井原鉄道線の矢掛駅である。清音からは20分ほどの
距離だ。ここは列車交換が可能な1面2線の島式ホームを備えた高架駅である。



 この町の観光の拠点となる大きな黒瓦葺和風駅は、宿場町・矢掛をイメージ
したもので、井原線では珍しく有人駅だ。
駅構内には出札をする駅務室に併設してお土産販売の店もあり、ここでは観光
案内所の機能も担っている。何れも委託業務によるものらしい。



 駅舎を入るとホームに上がる階段がその西端にある。
そこを上がるとかなりの高台になっていて、周りには高層な建物は何もないの
でホームからは町を取りまく山々や、田んぼ交じりの町並みを見下ろすことが
出来る。



 ホームに僅かばかりの屋根はあるものの、風雨よけの待合が有るわけでも
無く、冬は吹きっ晒しでさぞかし寒いだろうなと思わず同情したくなるよう
な駅だ。



 駅舎を出ると広いロータリーがあり、その端に昔の時の鐘を告げる鐘撞堂
を模したような作りの時計台がある。
それを見て駅前から延びる道を南に向けて歩き、寺の建ち並ぶ通りを横切り、
更に先に進むと東西に行き交う商店街の道に出る。駅からは600mほどの距
離で、その通りが旧山陽道、この町観光の中心的な場所だ。(続)



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